【青学WSD】27期 対面講座2日目!
【青学WSD】27期講座がスタートしました!
2018年1月7日(日)から、青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム2018年度第1期(27期)の対面講座がはじまりました。
学びが盛りだくさんの初日、午前中は平田オリザさんのWS体験でスタート。
受講生のみなさんからは、
「平田オリザ先生の講座に刺激を受けました。自然に流れていくうちに、緻密な作り込みがあることを知り、WSの奥深さを改めて実感しました。」
「演劇ワークショップの持つ可能性を学べて感激した。ワークショップ自体の多様性とともに、適切な意図を持って使うことの重要さも知ることができた。」
などの感想をいただきました!
そして今期も修了生スタッフがグラフィックレコーディングに挑戦中!
24期修了生の矢部さんと、21期修了生の大松さんに取り組んでいただきました。
イラストを取り入れながら、時系列で講座内容を可視化しています。
午後は、苅宿先生の講義。
「WSDの学び方」や「大人の学びのポイント」を、修了生にはおなじみの「メタ認知」「無意識の意識化」等のキーワードや映像教材を使いて解説していきました。
コミュニケーションのズレを体感するワークや、
最後は二人組になっての他己紹介。
インタビューでその人らしさを引き出します。
受講生のみなさんからは、
「苅宿先生のWSについての学び方を聞き、今後3ヶ月の見通しが持てた。」
「苅宿先生のウワサの話が大きな気づきでした。大きな組織で混乱が起きる理由がよく理解できました。」
など、ワークショップを体験しての気づきについての感想をいただきました!
こちらは午後のグラフィックレコーディング↓
WSDでは、常に「振り返り」を大切にしています。
大人の学びは、階段的ではなく螺旋的。振り返ることで新たな気づきが生まれます。
だから、「一度学んで終わり」ではなく、何度も繰り返す中で学びを深めていくのです。
初日から、とっても濃厚な1日でした。
27期の皆さん、3ヶ月一緒に頑張っていきましょう!
【青学WSD】WS実践Ⅱ 子ども向けワークショップ!
すっかりご無沙汰してしまいましたが、本日は「WS実践科目Ⅱ 子ども向けワークショップ」の様子をお届けします。
基礎理論科目、WS実践科目Ⅰでの大人向けWSを経て、本プログラム最後の柱「WS実践科目Ⅱ」。
逆転時間という動画の逆再生アプリを使用した、小学生向けのWSの実践です。
WS実践Ⅱの1コマ目は、前回のブログでもお届けしたNPO法人PAVLICのみなさんを講師に迎えた「研修」です。
子ども向けのコミュニケーションWSを日々実践している講師のみなさんによるワークショップを、じっくり観察します。
WS実践Ⅱではプログラムデザインに加え、ファシリテーションについても重点的に学びます。
本プログラムでの頻出ワードのひとつに「フィット感」という言葉があります。
現場で起きていることや参加者とのフィット感を確かめながらプログラムを進め、ファシリテーターの働きかけを変えていく。
そのために、まずは参加者をよく見ることが非常に大切です。
自分の観察の仕方・視点を認識し、さらに他の受講生や講師との対話を通して新たな観察の視点を増やしていきます。
観察を終えた次の講座からは、いよいよグループに分かれてワークショップの企画です。
コンテンツは決まっていますが、言い換えれば「決まっているのはコンテンツだけ」。
目的は?ゴールイメージは?ワークショップ2時間の流れは?メンバーの役割分担は?
新たに結成されたメンバーで、企画を進めていきました。
企画をしながら、リハーサルも実施。
プログラムデザインを確認しつつ、実際にファシリテーションをやってみる中で気づくこともたくさんあります。
ファシリテーションに関しては、講師から現場を俯瞰して見る「F2LOモデル」を用いた解説もありました。
そして実習本番!
今期は4クラスの実施でしたので、ワークショップの参加者も過去最多人数!
子どもたちが主体となり、グループに分かれて逆再生動画を制作していきます。
パワー溢れる子どもたちと一緒に、楽しみながら、時には苦しみながら?子どもたちの主体的な活動をサポートしていきました。
実習当日は午前と午後に分かれており、自分たちのグループの「実施」と他のグループの「観察」を行います。
この「観察」では、実施者のファシリテーションをiPadを使って撮影しました。
実習の次の講座は、映像を使用した省察。
「自分がファシリテーションをしている姿を見るのは恥ずかしい!」という方もいますが、現場を捉えた映像をじっくりと見て、会話分析までする機会はなかなかありません。
さらに、ワークショップの現場をずっと見ていた観察者とペア対話をする中で、あらゆる視点でお互いのファシリテーションについて振り返ることができました。
そして恒例の「ギャップモニタリング」。
グループメンバーの良いところや特質を、ギフトメッセージとして共有するこのワークは、ゲーム感覚で毎回楽しく盛り上がる時間となります。
それだけではなく、普段は気がつかない自分自身の特質を他者の視点を借りながら見つけていくこともできます。
ちなみにこのワーク、修了生の中には、「職場でやってみた」という方もいます!
ワークショップの観察から企画、そして省察と、あっという間に駆け抜けた1ヶ月でした。
【青学WSD】ワークショップの参加者の観察をしました。
対面講座も8日目。講座もいよいよ後半です。
1回目の実習、振り返りを終え、そこで体験したことや、振り返ったことを活かし、2回目の実習に向けての準備に入ります。ワークショップ実践科目1では主にプログラムデザインを意識して来ましたが、ここからのワークショップ実践科目2では、それに加えてファシリテーションについても学んでいきます。
ファシリテーションを行う上で、場や参加者にフィットした働きかけをするために必要になるのが「参加者をよく観察する」ということ。参加者や場をよく見て、起きていることを把握し、その上で想像を働かせて人や場にフィットする働きかけをしてもらうため、今日の講座ではワークショップの参加者(小学生)を観察し、その内容を他の人と共有することで自分の見方の特徴を知り、着眼点などを広げていきます。
まずは午前中に参加者を観察します。「話して、つくって、演じてみよう!」という小学生向けのコミュニケーションワークショップを行い、それに参加する小学生を90分、丁寧に見ていきます。ファシリテーターはNPO法人PAVLICの皆さんです。
PAVLICのメンバーは俳優や脚本家、演出家として活動されるのと同時に、コミュニケーション能力向上、防災などをテーマとする演劇ワークショップを、全国の教育現場などで年間100回以上実施されています。
「迎え入れの段階からワークショップは始まっています」と、午後の講座の中でファシリテーターからのお話の中にもあった通り、参加者を迎え入れる部屋の準備や、入ってきた時の声がけなどにもファシリテーターは注意を払います。
開始時間になると、半円になってファシリテーターの自己紹介。続いてウォーミングアップを行います。ウォーミングアップで行うことについては、「会場の状況(室温や広さ、明るさなど)や参加者の状況によって、ウォーミングアップの内容を、当初予定から変更することもあるんです」と、事後にファシリテーターから説明がありました。
その後グループに分かれ、創作活動を行います。受講生はその間もずっと周りから参加者を見て、体の動き、発言などの記録をとっていきます。
ここでの記録がこの日の午後の学びの素材になるため、みなさん丁寧に参加者から見取ったことを記録していきます。
グループワークの発表では、ファシリテーターから「こういうところが良かった」「〇〇ちゃんがやっていることが、△△に見えたね」「途中でやってたことは、どういうことを表していたの?」などと、具体的に良かった点や、もう一度行うグループワークでのブラッシュアップにつながるようなコメントが入ります。
最後にブラッシュアップした作品を発表し、今日のワークショップの感想や気づいたことなどをグループで話をしてもらい、ワークショップはこれで終了です。
午後は、前半に午前中に観察したことを共有する時間、後半はファシリテーターの話を聞く時間です。
最初の共有は、同じ参加者を観察していたペアと。
同じ参加者を観察しても、見方や見ている部分によって、見取ったことや、そこから想像したことは違うことも多々あるため、今日は受講生二人ペアが同じ参加者を観察できるよう、ペア組みをしていました。この共有を通して、自分の観察のポイントの特徴や、自分になかった視点などをお互いに気づいてもらえました。
その後、小グループでの共有を行います。
ここでの目的は、先ほどのペア共有で気づいた自分の観察のポイントの特徴や、自分になかった視点などをさらに広げることです。
午後の後半は、ワークショップを進行していたファシリテーターたちに話を聞きます。
ファシリテーターたちが、参加者をどのように見取り、ワークショップの目的に沿うようにファシリテーションをしていたのかなどの話を聞きました。
ある回の振り返りでは、ファシリテーターから「子どもによって参加の仕方は違う。よく笑っている、よく話している状態だけが『参加』ではない。子どもにとっての参加の尺度を(ファシリテーターとして)いろいろ持っているとよい。」という話がありました。一見、参加度が低そうな子でも、実は、じっくり自分なりに楽しんで参加している場合もあるということですね。
また、受講生からの「実際に(自分たちが)ワークショップを行っている時の説明などに、子どもがわからないこということがあったら 、どこまで説明・介入すべきか」という内容の質問には、「大人が答えを伝えるよりも、子ども同士で教え合うコミュニケーションが大事。そのため、子ども同士で教えあえない場合のみ、教えたりしています。」という実践に基づいた回答をもらえました。
一日を通して、自分の見方の視点を広げ、熟達したファシリテーターから話を聞くことで、ファシリテーションについての気づきや学びを得てもらえたのではないかと思います。これからグループでワークショップづくり、実習へと進みますが、今日得られたものを活かしていってもらいたいと思います!
【青学WSD】身体表現ワークショップを体験しました!
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