【青学WSD】27期 大人向けワークショップの省察!
2月17日(土)、青学WSD27期のみなさんは、相模原キャンパスにて大人向けワークショップの振り返りを行いました。
まずは、苅宿先生の講義から。
事前に予見をしておく「マッチング」、実施中のワークショップと参加者との「フィット感」。
固定化した「当たり前」=「無意識」を「意識化」すること、そしてそれが「気づきのデザイン」であり、今回のワークショップのテーマだった「学びほぐし」につながること。
・・・などなど、1月初旬の基礎理論科目以来、ワークショップの体験・企画・実施と駆け抜けてきたこのタイミングで改めて聞く講義は、様々な気づきがあったのではないでしょうか。
さて、講義の後は、実施したワークショップの振り返りです。
この日の講師は、引き続き内山厳さんです。
前週、参加者の感想を素材にして「プログラムデザインの本当の問題」を特定したみなさん。
この週はその「本当の問題」から、それを解決するための具体的なアイディアを出し、改めてプログラムデザインを練り直しました。
WSDでは、「省察」を大切にしています。
ワークショップの場作りは、どの場でも通用する正解があるのではなく、その場その場の状況に依存しています。
講座内では知識を積み上げていく従来型の学習スタイルだけではなく、実践したことから学び続ける「省察によるスパイラルな学習モデル」を通して、経験の質つまり「実践知」を得て、次の場作りに向けて「類推の質」を高めていくというプロセスを体感します。
グループワークの後は、個人で考える時間。
「ワークショップのプログラムデザインで大切にしたいこと」を一人ひとり考え、マグネットテーブル方式で受講生どうしの共有を行いました。
「参加者の心に火をつけること」
「没入に向けたつながり」
「自分がわくわくすること」
「正解を設けない」
・・・など、様々なキーワードで対話を深めていきました。
ここまでは、ワークショップのプログラムデザインについての振り返りですが、それだけでは終わりません。
ワークショップでワークショップを学ぶWSDでは、企画自体も多様なメンバーとの協働的な活動のなかで進めていきます。
そのグループワークそのものについても、「GAPモニタリング」という手法を用いて振り返りをしていきました。
グループメンバーの良さに着目し、特質を見抜いて「ギフトメッセージ」を贈り合い、自分自身を振り返った「セルフモニタリング」結果とのGAPを分析していくこのワーク。
他者の視点を借りながら、グループワークにおける自分自身を振り返ることができます。
ゲーム感覚で自分宛てのメッセージを当て合うこのワークは、随所で笑い声や驚きの声、納得のため息などなどがみられました。
この日はCクラス担任の大松さんがグラフィックレコーディング担当。
ちなみに講座内でつくるグラレコは、毎回講座後に壁に貼りだし、また後日受講生へデータで提供しています。
本日の感想は・・・
「苅宿先生の講義で、点と点に線がかかっていく感覚を持ちました」
「ワークショップを通じてワークショップを学ぶことを体感できました」
「他者とのやりとりを通して、学べることや得られる気づきは多いと感じた」
などなど、たくさんいただきました。
実践Ⅰのグループはこの日で解散し、実践Ⅱではクラスごとに新たにグループを作って活動が始まります!
by aogakuwsd
| 2018-02-27 11:32
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