青山学院大学・大阪大学WSD事務局ブログ

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【青学WSD】ワークショップの参加者の観察をしました。

2017年10月15日、21日、22日、28日


対面講座も8日目。講座もいよいよ後半です。

1回目の実習、振り返りを終え、そこで体験したことや、振り返ったことを活かし、2回目の実習に向けての準備に入ります。ワークショップ実践科目1では主にプログラムデザインを意識して来ましたが、ここからのワークショップ実践科目2では、それに加えてファシリテーションについても学んでいきます。


ファシリテーションを行う上で、場や参加者にフィットした働きかけをするために必要になるのが「参加者をよく観察する」ということ。参加者や場をよく見て、起きていることを把握し、その上で想像を働かせて人や場にフィットする働きかけをしてもらうため、今日の講座ではワークショップの参加者(小学生)を観察し、その内容を他の人と共有することで自分の見方の特徴を知り、着眼点などを広げていきます。


まずは午前中に参加者を観察します。「話して、つくって、演じてみよう!」という小学生向けのコミュニケーションワークショップを行い、それに参加する小学生を90分、丁寧に見ていきます。ファシリテーターはNPO法人PAVLICの皆さんです。

PAVLICのメンバーは俳優や脚本家、演出家として活動されるのと同時に、コミュニケーション能力向上、防災などをテーマとする演劇ワークショップを、全国の教育現場などで年間100回以上実施されています。



「迎え入れの段階からワークショップは始まっています」と、午後の講座の中でファシリテーターからのお話の中にもあった通り、参加者を迎え入れる部屋の準備や、入ってきた時の声がけなどにもファシリテーターは注意を払います。



開始時間になると、半円になってファシリテーターの自己紹介。続いてウォーミングアップを行います。ウォーミングアップで行うことについては、「会場の状況(室温や広さ、明るさなど)や参加者の状況によって、ウォーミングアップの内容を、当初予定から変更することもあるんです」と、事後にファシリテーターから説明がありました。

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その後グループに分かれ、創作活動を行います。受講生はその間もずっと周りから参加者を見て、体の動き、発言などの記録をとっていきます。

ここでの記録がこの日の午後の学びの素材になるため、みなさん丁寧に参加者から見取ったことを記録していきます。

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グループワークの発表では、ファシリテーターから「こういうところが良かった」「〇〇ちゃんがやっていることが、△△に見えたね」「途中でやってたことは、どういうことを表していたの?」などと、具体的に良かった点や、もう一度行うグループワークでのブラッシュアップにつながるようなコメントが入ります。

最後にブラッシュアップした作品を発表し、今日のワークショップの感想や気づいたことなどをグループで話をしてもらい、ワークショップはこれで終了です。



午後は、前半に午前中に観察したことを共有する時間、後半はファシリテーターの話を聞く時間です。


最初の共有は、同じ参加者を観察していたペアと。

同じ参加者を観察しても、見方や見ている部分によって、見取ったことや、そこから想像したことは違うことも多々あるため、今日は受講生二人ペアが同じ参加者を観察できるよう、ペア組みをしていました。この共有を通して、自分の観察のポイントの特徴や、自分になかった視点などをお互いに気づいてもらえました。

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その後、小グループでの共有を行います。

ここでの目的は、先ほどのペア共有で気づいた自分の観察のポイントの特徴や、自分になかった視点などをさらに広げることです。

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午後の後半は、ワークショップを進行していたファシリテーターたちに話を聞きます。

ファシリテーターたちが、参加者をどのように見取り、ワークショップの目的に沿うようにファシリテーションをしていたのかなどの話を聞きました。


ある回の振り返りでは、ファシリテーターから「子どもによって参加の仕方は違う。よく笑っている、よく話している状態だけが『参加』ではない。子どもにとっての参加の尺度を(ファシリテーターとして)いろいろ持っているとよい。」という話がありました。一見、参加度が低そうな子でも、実は、じっくり自分なりに楽しんで参加している場合もあるということですね。

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また、受講生からの「実際に(自分たちが)ワークショップを行っている時の説明などに、子どもがわからないこということがあったら 、どこまで説明・介入すべきか」という内容の質問には、「大人が答えを伝えるよりも、子ども同士で教え合うコミュニケーションが大事。そのため、子ども同士で教えあえない場合のみ、教えたりしています。」という実践に基づいた回答をもらえました。


一日を通して、自分の見方の視点を広げ、熟達したファシリテーターから話を聞くことで、ファシリテーションについての気づきや学びを得てもらえたのではないかと思います。これからグループでワークショップづくり、実習へと進みますが、今日得られたものを活かしていってもらいたいと思います!


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by aogakuwsd | 2017-11-09 15:59 | 講座のようす | Comments(0)

青山学院大学・大阪大学ワークショップデザイナー育成プログラムのスタッフブログです。
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