青山学院大学・大阪大学WSD事務局ブログ

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【青学WSD】補講を開講しました!

本プログラムでは、対面講座にお休みした方はその分の補講を受けていただくことになっています。
今日は1回目の補講。平日夜、19:00〜21:30で行いました。

課題図書は、こちら。
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本プログラムのeラーニングを担当してくださっている佐伯胖さんの著作です。
本プログラムでは、ワークショップのノウハウを学ぶことだけではなくて、ワークショップの背景にある考え方や学習観を学ぶことも大事にしています。
この本は、ワークショップに直接的に関係があるわけではありませんが、人が学ぶということについてとても考えさせられる本です。

補講では、まず事前に本を読んで書いてきたディスカッションメモをグループで共有します。
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事前に本から抜き出したキーワードをもとに話し合いを通して理解を深めます。
今日出たキーワードは、「自己原因性感覚」「双原因性感覚」「文化的実践」「小さな世界」「わかろうとする」「感化を受ける」などなど。

そして、グループでキーワードを1つ選んで、それを体験できるミニワークを考えました!
ここでは、完璧なワークを考えるということではなくて、ワークを考えることを通して理解を深めること、他グループが考えたワークを体験することを通して理解を深めること、まさに"わかろうとする"ことを目的としました。
ワークを考えるにあたっては、いろいろなツールも発想のヒントにしました!

例えば、カタルタ。トランプに接続詞や副詞などが書いてあります。カタルタをつかって即興的に自己紹介をしたり。偶然性を利用してストーリーをつくったり、話し合いを進めるためにつかったりなど。いろいろな使い方ができます。
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それから、アートカード。
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美術館に所蔵されている作品の写真をカードにしたものです。
学校などへの無料貸し出しも行っていて、アート作品の鑑賞学習に使われたりしています。
各グループでワークをつくって発表会をしました。
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たとえば、カタルタと、アートカードを掛け合わせたワーク!
まずは好きなアートカードを1枚選びます。このカードをもとに物語をつくっていきます。
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そして、次に手元にカタルタを2枚とります。
そして、カタルタをめくりながら、即興的にお話をつくっていきます。
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(""の中は、カタルタで引いた接続詞)

"実は" ここは釣り堀です
"でも" この釣り人は寂しくはないです
"だから" 釣り堀には魚が泳いでいます
"もしかすると" 魚じゃない生物もいるかもしれません・・・ みたいな感じです。

制約や条件を変えて2回実施し、その2回を比べてどちらがやりやすかったかを考えることを通して、自己原因性を捉え直してみようという試みです。

次のグループは、アートカードをつかったワークをつくってくれました。
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このアートカードにタイトルをつけます。まずは個人で考えてみて、それをもとにグループでタイトルとその理由を考えてみました。出てきたタイトルはいろいろ。
例えばこれ。
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他のグループは・・・タイトルは、「殺人」。殺した犯人の血で返り血を浴びていたり、内出血していたりする。シャワーで洗い流しているところ。
それから、「あ、おしゃれな赤鬼」。このタイトルにした理由は手袋していて、ネイルもしていて、おしゃれに気を使う人なんだなって。
など。いろいろな見方がありますね。

それぞれのグループや、「自己原因性」や「感化を受ける」など、本から抜き出したキーワードをもとに、それを伝えるミニワークを考えてみました。やってみることを通して、キーワードの本質ってなんだっけ?と本を読み返したり、話し合いをする中で理解を深めていったり、やっぱりよく理解できていないかもしれないということに気がついたり。活動してみることで初めてわかることは多いなと改めて感じました。

佐伯さんの「わかるということの意味」、ワークショップデザイナーの方はもちろん、ワークショップや人が学ぶことに関わっている方、あるいはお子さんをお持ちの方など、みなさんに読んでいただきたい本です。ぜひ手にとってみてください!


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by aogakuwsd | 2017-02-23 10:24 | 講座のようす | Comments(0)

【青学WSD】1日みっちり省察の日!

2017年2月18日(土)、今回は3クラス合同の授業で、実習の振り返りを相模原キャンパスにて実施しました!

本プログラムの前半の山場、ワークショップ実践科目1の実習からはや1週間。共にワークショップの企画を考え乗り越えてきたメンバーとの講座は本日が最後です。
この日は1日省察を考えて体験します。

前半は苅宿先生の講義の後、実習をすることで見えてきた課題をメンバーで共有し、さらにブラッシュアップしたワークショッププログラムの完成版を事務局に納品してもらいました。また後半は、「プログラムデザインのプロセスの変遷」と「多様なメンバーとのグループワーク」について振り返りました。
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まずは基礎理論科目以来の苅宿先生の講義です。
この講座では「省察」の時間をたくさんとっていますが、そこにはどのような意味があるのでしょうか。
「他者を通じて自分の無意識を意識化する」ことや「学習論としてみたときにワークショップデザイナーとしてどのような学びが必要なのか」を考えると、省察の重要性が見えてきます。

▼本日のリアルタイムドキュメンテーション。修了生スタッフのことばさん作です。
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講義の後は、実習グループでWSのプログラムデザインについての振り返り。
講師は青山学院大学特別研究員の中尾根美沙子さんです。
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1週間前のワークショップ実施後に行った振り返りで発見した課題に対して、具体的なアイデアを出して、ワークショッププログラムの改良をしました。
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3時間後には、12グループのブラッシュアップされたプログラムが出揃いました!
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午後からは、「プログラムデザインのプロセスの変遷」の振り返りです。

まずは前回の実習の実施グループと参加グループでペアになり「なぜこの改善案になったの?」「どんな意図があるの?」とインタビューをし合うことで、実習から納品までの間の企画のプロセスの変遷を自分の言葉として深めていきます。
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受講生からは「参加者として実施時に感じたことを実習当日のリフレクションで伝えたが、1週間経った今インタビューアーとしてプログラムを聞いていて、全く違う印象を受けた。時間を置くことで、違う感覚になったようだ」との意見もありました。
「省察」は行うタイミングで違うものが見えてくる、ことを実感していただけたのではないでしょうか。

次に、個人の学びに落とし込むため「WSのプログラムデザインであなたがもっとも大切にしたいことは?」を振り返り、キーワードを書き出し共有します。
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似ていることを書いている人たちとの共有と、異なる傾向・気になることを書いている人たちとの共有を行う中で、共通のキーワードで盛り上がったり、同じ言葉でも異なる気持ちやニュアンスが込められていることに気づく受講生もいました。
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「使い古された言葉でも、それが自分の実体験から出てきた言葉だということが重要です。これから実施・省察と繰り返す中で何度も塗り替えていってください」と講師からのメッセージがありました。
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本日の最後は、「多様なグループメンバーとのグループワークについて」の振り返りとして、「Gapモニタリング」を行いました。
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20期から講座の中で実施しているWSDオリジナルのワークで、毎回ブラッシュアップしています。山場を一緒に乗り越えてきたメンバーに「ギフトメッセージ」を送り、そしてメンバーからメッセージをもらうとあって、毎回盛り上がるこのワーク。
「これ私?!」「やっぱり、絶対そうだと思ったのー」と、笑い声やどよめきが湧き上がりました。
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次回からは、WSDプログラムも後半戦。研修を経て子どもを対象としたワークショップデザインを学んでいきます!

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by aogakuwsd | 2017-02-20 10:23 | 講座のようす | Comments(0)

【青学WSD】ワークショップ実習終了しました!

2017年2月12日(日)
24期生のワークショップの実習が終わりました。

24期生は、「学びほぐしのきかっけをつくる」というお題で、1月29日から2週間かけて1時間のワークショップのプログラムを企画してきました。

話し合って・・・
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講師に相談し・・・
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とりあえずやってみて・・・
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フィードバック(結構辛口!)をもらって・・・
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また練り直し・・・
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「コンセプトとワークが合ってないのでは?」という指摘や
「ワークとワークのつなぎ目のデザインが雑ですね」
「今のリハーサルで、ワークショップだった部分は3分しかなかった」という厳しいフィードバックをもらったり。。。

「やっている自分たちが楽しめるのもを探してみたら?」
「リハーサルでやって楽しかったところを膨らましてみたら?」というアドバイスをもらったり。。。

「ワークショップの良さってなんだろう・・・」
「参加者が夢中になるってなんだろう・・・」
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そんなことを考え続け・・・・・

やっと迎えた実習当日。
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12日は、参加者として本プログラムの修了生にも参加いただき、全12グループが企画してきたワークショップの実施とフィードバック、リフレクションを行いました。

こちらは、普段の何気なくやっている「あいさつ」について体験を通して考え直すワークショップ。
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おりがみをつかった学びほぐし!のワークや
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タオルを船に見立てたゲーム!
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こちらは、連想ゲームを使った演劇ワークショップ。非言語コミュニケーションから参加者に多くの気づきが生まれたようです。
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実施した後は、参加者から感想をもらいます。
参加者から率直なフィードバックがもらえるのもこの実習ならでは。
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そして各グループの担当講師からのコメント。
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例えばこんなフィードバックが。

「リハーサルに比べてブラッシュアップしてきた点がすごくいきていた。特に参加者同士が関わりあう中で、何かを生み出していくそんな時間が圧倒的に増えたことがなにより良かった。ただ、WSプログラムの前提に、「思わず夢中になる中で気づきを生み出す」ということがあるとしたら、このワークショップは他者の話を聞くことが最も面白い時間になっていたことが勿体無い。極論、それは飲み会でもいいということになってしまう。ワークショップという場ならではの体験がそこにデザインできていなかったことになるので、そこは再考が必要だと思う。」

そして終わったあとはリフレクション。
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参加者からもらった意見は賛否両論、いろいろです。意見はいろいろあれど、それに合わせてプログラムをいちいち変更しても、それは根本的な解決にはなりません。
今日のリフレクションでは、解決策を考える前段階として、自分たちがそもそもやりたかったことと参加者の感想の間にある、なぜそうなったのか?を深めることで、”本当の課題”やうまくいった”本当の原因”を探ることから始めました。

まずは参加者の感想を整理。同じワークでもピンクの付箋(楽しかった・夢中になれた)とブルーの付箋(やりづらかった・違和感を感じた)が混ざり合っています。
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参加者の感想をもとに、自分たちの意図と照らし合わせて、本当の問題を探ります。
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「自分の人生について考えるワークはテーマが重かったって感想が多いね・・・」
「でもあえてその思いテーマは絶対に扱いたかったよね!」
「だとしたら、本当の課題は、重いテーマを扱う前の時点での安心安全な場づくりが十分でなかったところなのかな」 とか・・・
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「新しい自分に出会う」ってことを参加者に体験してほしかったけど、今回やれたことは「今までの自分を違う視点から見て、意味づけする」ってことだったよね。」
「私たちのやりたかったことってそういうことだったんじゃない?」
「新しい自分って言葉の定義が曖昧だったよね・・・」
など。。。

やってみてはじめて、コンセプトの曖昧さや個々人のイメージのズレに気がつくこともありました。

講座の最後、講師からはこんなメッセージが。

「みなさんがリフレクションしている間、別室で講師メンバーで「ワークショップとはなんぞや」を話し合っていたんです。僕らもいろいろな形でWSをしますが、WSってなんだろうを未だに考え続けている。これは答えがないし一人一人違うかもしれない。でもこれを問い続ける姿勢があることが、WSDだと思うんです」
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「この実習を終えても、ワークショップデザインの腕が上がった実感は多分ないと思います。
そんな簡単に腕が上がるということはありません。ただ、今後ワークショップをデザインするときに、武器となる見方や考え方はたくさん獲得できたはずだと思っています。今後もそれを活かして、頑張って行って欲しい。」

「みなさんの振り返りの様子をみていると、プログラムデザインで解決できることに限界があり、逆にそこはファシリテーションでどうにかなると感じるところも多かったです。ワークショップは、プログラムデザインとファシリテーションの両輪で作っていくものです。これから実践2にむけて、ファシリテーションも学び、ぜひとも、再度自分たちが作ったワークショップの中で、ファシリテーションでカバーできた部分はどこなのかを考えて欲しいと思います。」

などなど。。。

今週末もまた振り返りをします。
たった1時間のワークショップを、2日間かけて企画して、1.5日かけて振り返る。
これでもまだまだ時間が足りないくらい。。。
たった1時間のワークショップではありますが、学ぶことはとても多いですね。

貴重な経験にご協力いただいた修了生のみなさま、本当にありがとうございました!!



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by aogakuwsd | 2017-02-15 19:38 | 講座のようす | Comments(0)

【青学WSD】ワークショップの企画スタート!

2017年1月29日(日)今日は、3クラス合同の授業です。
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今日からは、ワークショップの企画・実践・振り返りを通して、ワークショップデザインについて学ぶ4日間の講座です。
6名1組でグループを組み、2週間後の実習(企画したワークショップの実践)に向けてワークショップの企画をします。

午前中は、今回の講師、内山厳さんのワークショップの体験。
▼講師の内山厳さん 本プログラムの講師のほか、青山学院大学での講師、企業での研修講師や演劇をベースとした研修・ワークショップなどを展開されています。
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今日は、「自分の殻を破る」をテーマにデザインされたワークショップを、24期生が体験しました!

まずは、拍手回しや・・・
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歩きながら目に映ったものを指をさして次々に言っていくワークでちょっと身体を動かします。
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その後は「技術習得」。何の技術かというと・・・
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「SLAP」=ビンタの練習です。
もちろん、本当にビンタしているわけではありません!!!!!
内山さんの演劇の経験から、舞台などで使われる「ビンタしてないけどビンタに見える技」を習得します。

まずは、ビンタの練習!
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本当に痛そう!!
この角度から見ると、当たっていなくても本当にビンタしているように見えます!

その後は、このSLAPを入れた小さなシーンを創作します。
グループに分かれて台本を考えて・・
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その台本を交換して、他のグループの人に演じてもらいます。
最後に発表会をしました!
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▼ゆこさん作のワークショップのドキュメンテーション1
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▼ドキュメンテーションをつくるゆこさん
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午後は、ゆこさんのつくってくれたドキュメンテーションを見ながら、ワークショップにデザインされていた仕掛けをみんなで考えます。
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▼ゆこさん作のワークショップのドキュメンテーション2
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▼ゆこさん作のワークショップのドキュメンテーション3
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体験をもとに、ワークショップデザインについて紐解いたあとは、さっそくワークショップの企画に入りました。
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経験もフィールドも多様なメンバーになるようグルーピングしているので、合意形成がなかなか大変ではありますが、どの過程も楽しみながら、楽苦しみながら、頑張っていきましょう。
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来週、企画・リハーサルをして、再来週に実践をします。

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by aogakuwsd | 2017-02-01 10:02 | 講座のようす | Comments(0)

青山学院大学・大阪大学ワークショップデザイナー育成プログラムのスタッフブログです。
by aogakuwsd
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