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青山学院大学・大阪大学WSD事務局ブログ

【青学WSD】ワークショップの参加者の様子を観察する

青学22期の講座も、後半に突入しました。

後半の実習では、こども向けワークショップを実施します。
今日の講座は、この、こども向けワークショップを企画するのにあたって、まずは、ワークショップに参加するこどもの様子を観察し、ファシリテーターの働きかけに対して、こどもたちがどのような反応をするのか、また、ファシリテーターは、その反応をどのように読み取ってファシリテーションするのかを丁寧に見ていきます。
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ファシリテーターをつとめてくださるのは、NPO法人PAVLICの田野邦彦さんと林成彦さんをはじめとする、7人のファシリテーターの皆さんたち。それぞれ、普段の所属は違うそうですが、コミュニケーション能力の育成を目的とする演劇ワークショップを、日本全国の教育現場で実施されています。
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今日のワークショップは、「クロスワード風台本でおしばいをつくろう!」というワークショップ。
対象は、2年生から6年生の小学生です。
今日は、グループにわかれて、おしばいをつくるので、まずは、グループで取り組む簡単なゲームから始まって、気持ちもばもほぐれたところで、いよいよ、おしばいの台本づくりに挑戦!
今日の台本は、クロスワードのような四角いマスを埋めてつくります。
例えば、こんな感じです。
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台本ができたら、通して読んでみて、次に動いてみます。
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動きながら、セリフを言って、なかなか良い感じに仕上がってきたと思ったら、
ここで各グループに小道具が1つ渡されます。
なんと、この小道具、台本にあわせて配られるのではなく、むしろ、台本とは全く関係のないものが配られるのです。
「えーー!!トイレットペーパー!!!」と、突然配られら小道具に、やや困惑気味なグループも。
受講生は、そんなこどもたちの発言や表情、動きを丁寧に見ていきます。
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最後には各グループの作品を発表して、午前のワークショップが終了。

午後は、午前中に観察したことを共有し、観察した事実から参加者の反応や感情をどのように解釈するのかについて話し合いました。
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後半は、実際にワークショップを進行したファシリテーターたちが、今日の参加者をどのようにみとっていたのか、参加者の反応にあわせて、プログラムやファシリテーションをどのように微調整しながら進めていたのか、お話を伺いました。
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林成彦さん
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「僕たちは、演劇を使って、ひとりひとりの価値観を肯定的にうけとめて、うまくすりあわせ、グループとして、ひとつの答えをだす、というプログラムをやっています。
今日参加してくれた、子どもの中には、ひとりだったら、こうやりたいのに…ということも、他の子と、すりあわせて、やっています。
それには、正解はありません。
正解がないから、自分たちでうまくすりあわせていかないと、答えがでない。
行動をおこさないと、結果は出ません。
が、グループで納得して出た結果だったら、こどもたちも納得する。

僕たちは、子どもたちのことを、肯定的に受け止めることをしている。
今日、僕たちのコメントを聞いて、「ダメ出しはないのか? 褒めてばかりじゃないか」と思われたかもしれません。
それは、お互いに、「あ、なるほど、それいいね」と、受け止め合うことを見本としてやっていたからです。
自分たちが、それを体験できていないといけない。
自分たちも、異なる価値観を持った大人たちだけど、お互いに面白がって認め合う、
それを、見せていくのが、大事だと思っています。」


田野さん、林さん、そしてグループファシリテーターの方たちは、実に自然に、こどもたちの反応を受け止めていましたが、実はその裏には、「演劇をツールとして、コミュニケーション能力を育成している」という1本の筋が通っていて、彼らの一つ一つの言動は、その筋があるからこそのものだ、ということがわかりました。


さて、次回からは、いよいよこども向けワークショップに向けての、企画が始まります。
今日の観察を通して学んだ「参加者を見るときに意識したいこと」が、軸になるといいなと思います。
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by aogakuwsd | 2016-06-28 15:51 | 講座のようす | Comments(0)

青山学院大学・大阪大学ワークショップデザイナー育成プログラムのスタッフブログです。
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