【青学WSD】苅宿講義!
21期の講座も、ついに後半戦がスタートしました。
2回目の実習の企画初日には、久しぶりに苅宿先生が登場。
講座の半ばにさしかかった今、改めて、ワークショップデザイナーとは何なのかを問い直し、ワークショップデザイナーの専門性についてお話ししていただきました。
「ワークショップデザイナーはコミュニケーションの場づくりの専門家です。
ここで体験したことを、自分のフィールドにカスタマイズしていくことが大切です。
体験したことの中にどういう面白さがあるかを見抜いていく力。仮説を立てる力が必要です。
でも、これは一人ではなかなか難しい。他の人と話していくことで、初めて確かめていけることなんです。
そのために安心できるコミュニティが必要で、つまりそれがここなんです。
皆さんが持っているフィールド・場所(ローカル)・期間(テンポラリー)が限定的だから、学習した時に自分ごとに置き換えて考えることができる。その場にフィットしたワークショップデザインが必要なんです。」
「ワークショップデザイナー育成プログラム」という共通体験を持ち、他者とのつながりに、ある可能性と困難さを感じている人たちだから、話が通じ合えるヒューマンネットワークが自然に形成されている(=knoutworking)
この講座が社会的な立場が違う人・フィールドが違う人がいても成り立つのは、この機能があるからなんです。」
さらに、ワークショップデザイナーの専門性の話から、評価の話にもつながり、ワークショップデザイナー育成プログラム独自の自己評価シートが紹介されました。
「プロになるためには、自分の特性を伝えないといけない。私は何でもできます、というのは、何にもできないのと同じ。この範囲の中で、私はここが抜群に出来ます、というところがあるのがプロなんです。そしてこれで食べていくには、特質が必要です。
その特質を意識する、省察するために、ワークショップデザイナー育成プログラムでは、独自の評価シートを作成しました。このシートで自己評価をすることで、エビデンスに基づいたワークショップデザイナーの価値付けができます。
評価は優劣を決め、序列を作るものですが、私たちはそれをやりません。○か×かで決まるものではないんです。
自分の評価を書き換えていくのは難しいことです。なぜならコンプレックスだから。
でも、自分の評価は書き換えができるんです。そのことをわかってもらうための「自己評価シート」がこれなんです。」
講座が始まると、実習の企画やeラーニングの課題があり、それをこなすことが、自然と当たり前になってしまいますが、当たり前になることは、考えなくなることだ」と苅宿先生は言います。
講座の後半戦にさしかかった今、改めて、「自分はこの講座でなぜ学んでいるんだっけ?」と、自分に問い直すことで、「無意識を意識化」することを思い出せた気がします。
苅宿先生、ありがとうございました!
2回目の実習の企画初日には、久しぶりに苅宿先生が登場。
講座の半ばにさしかかった今、改めて、ワークショップデザイナーとは何なのかを問い直し、ワークショップデザイナーの専門性についてお話ししていただきました。
「ワークショップデザイナーはコミュニケーションの場づくりの専門家です。
ここで体験したことを、自分のフィールドにカスタマイズしていくことが大切です。
体験したことの中にどういう面白さがあるかを見抜いていく力。仮説を立てる力が必要です。
でも、これは一人ではなかなか難しい。他の人と話していくことで、初めて確かめていけることなんです。
そのために安心できるコミュニティが必要で、つまりそれがここなんです。
皆さんが持っているフィールド・場所(ローカル)・期間(テンポラリー)が限定的だから、学習した時に自分ごとに置き換えて考えることができる。その場にフィットしたワークショップデザインが必要なんです。」
「ワークショップデザイナー育成プログラム」という共通体験を持ち、他者とのつながりに、ある可能性と困難さを感じている人たちだから、話が通じ合えるヒューマンネットワークが自然に形成されている(=knoutworking)
この講座が社会的な立場が違う人・フィールドが違う人がいても成り立つのは、この機能があるからなんです。」
さらに、ワークショップデザイナーの専門性の話から、評価の話にもつながり、ワークショップデザイナー育成プログラム独自の自己評価シートが紹介されました。
「プロになるためには、自分の特性を伝えないといけない。私は何でもできます、というのは、何にもできないのと同じ。この範囲の中で、私はここが抜群に出来ます、というところがあるのがプロなんです。そしてこれで食べていくには、特質が必要です。
その特質を意識する、省察するために、ワークショップデザイナー育成プログラムでは、独自の評価シートを作成しました。このシートで自己評価をすることで、エビデンスに基づいたワークショップデザイナーの価値付けができます。
評価は優劣を決め、序列を作るものですが、私たちはそれをやりません。○か×かで決まるものではないんです。
自分の評価を書き換えていくのは難しいことです。なぜならコンプレックスだから。
でも、自分の評価は書き換えができるんです。そのことをわかってもらうための「自己評価シート」がこれなんです。」
講座が始まると、実習の企画やeラーニングの課題があり、それをこなすことが、自然と当たり前になってしまいますが、当たり前になることは、考えなくなることだ」と苅宿先生は言います。
講座の後半戦にさしかかった今、改めて、「自分はこの講座でなぜ学んでいるんだっけ?」と、自分に問い直すことで、「無意識を意識化」することを思い出せた気がします。
苅宿先生、ありがとうございました!
by aogakuwsd
| 2016-03-05 17:00
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