青山学院大学・大阪大学WSD事務局ブログ

【青学WSD】ワークショップの実習に向けて、準備をしています!

ただいま、20期生は、10月11日(日)の大人を対象とするワークショップの実習に向けて、グループで企画を進めています。

今回のワークショップで20期生に意識をしてもらっているのは、ワークショップの参加者の「参加を増幅するためには、どのような工夫が必要か」ということ。講座では、「参加の増幅」を「参加者がワークショップの目的に対する参加度を高めること」と定義し、参加者が思わず夢中になってしまう、あるいは、ためらいが軽減される、などの「仕掛け」を、どのようにプログラムの中にデザインできるか、挑戦してもらっています。

9月27日(日) 
企画の初日は、実習を企画するグループに分かれ、講師の見本ワークショップを体験しました。
講師は、内藤裕敬さん。内藤さんは、演出家・劇作家でありながら、アウトリーチ活動の一環で、一般の幅広い年齢層の方に向けてもワークショップを実施していらっしゃいます。
この日、受講生が体験したのは、「想像力を遊ぶワークショップ」。
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既存の名画に、全く新しいタイトルをつけたり、抽象的な絵の中に流れる音楽をイメージしたり、音楽からイメージされる絵を描いてみたり。
「この絵をどう見るか、この音楽をどう聴くかは、その人の自由で、答えなんてないでしょう?音楽や絵画の向こう側にあるものをどうやって見せるのか。参加者が答えのない世界をどう遊べるか、つまり遊びをどうデザインするのかを、今回考えてほしいんだよ」と内藤さん。

また、見本ワークショップの裏では、「参加を増幅するプログラムデザイン」についてのeラーニングレポート共有。参加を増幅するための、ワークショッププログラムの「仕掛け」について話し合いました。



10月4日(日)
企画2日目は、受講生同士でワークショップをやり合う、リハーサルの日。
内藤さんの他に、講師が3人加わり、4人体制で、受講生のワークショップの実習をバックアップしていきます。
午前中、グループで企画を練って、午後からリハーサルスタート!
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一つ一つの活動は試していたものの、ワークショップを実際に通してやってみたのは、多分、ほとんどのグループが初めて!「あれ、想像していた感じと違う…」ということに気づくグループも…。

リハーサルが終了するごとに、講師からのフィードバックを受けます。

こちらは、「青年団」演出部、RoMTを主宰している田野邦彦さん。
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「それは、本当に参加を増幅するための仕掛けになっていた?」
「用意したシナリオ通りに進むのではなく、思いもよらない発見ができることが良いWSなのでは?」
「安心して参加してもらうことが大切」だとすると、常に負荷が高い状態が続いてなかったですか?」などなど。
受講生は、するどい問いかけを受け、考え込む場面も…。



リハーサル終了後は、各講師から、受講生に向けてエールが送られました。
今回の実習のみならず、今後、ワークショップを実施する上で意識したい大切なことを伝えていただいたので、ここにご紹介します。

横山仁一さん(舞台演出家・劇団東京オレンジ主宰)
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「今決まっているテーマとやることを、改めて各自1人1人が考える必要があると思う。そうしないと、全員が責任を持ちきれない。
私が一人でやるならば、こんなふうにする!という所まで考える。時間が少ない中では、それはリスキーなことだけれども、責任を明確にするために、自分ならこうすると言うことを出し合うのも一つです。
今一度、自分自身に立ち戻ることも大事。裏を返せば、妥協の産物がプログラムになっている可能性があるから。メンバーそれぞれ考えている良い所を集めて良いプログラムを考えてみるのも手です。」

内山厳さん(G office代表/演劇家/HRDコンサルタント)
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「どうやったら大の大人が喜んで参加するのか、どうしたら没入してくれるのかを丁寧に作ってほしい。
あと、どのようにクロージングしていくのか、どのような意図を持ってワークを締めるのかを意識してほしい。
今日のフィードバックが肯定的な内容だったグループは、さらに良い内容になるように汗を流して。否定的だった場合は、プログラムを変えるだけでなく、どのようにしたらよくなるのか、角度を変えて考えて見るのも一つです。大元は変えないでちょっと角度を変えただけで良くなったグループを、今までいくつも見てきました。安全運転よりも試したいことをやってみてください!」

内藤裕敬さん(劇作家・演出家/南河内万歳一座座長)
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「演劇は、見る側と演じる側が同じ場所、同じ時間にいる。みせる誰かがいることが大前提で、観ている人に伝えなければならない。でも、一生懸命やったからといって伝わるわけではない。本人はやっているつもりでも、相手にとっては、なんだかわからないということもある。そこで、俳優は、どれだけやればいいのかというレベルを初めて知る。
ワークショップにも相手がいる。自分たちはいいと思っていても、参加者は楽しいと思っていないかもしれない。さらに、自分たちがやって楽しいと思えないものは、絶対に面白くない。
参加者の想像力にうったえ続ける時間を、ぜひつくってほしい。
自分の内側にある知識に向かって入っていくのではなくて、気がついたらこういうことが出てきた!というような、外側にスパークしていく感じ。
想像力を刺激されるワークショップを受けることで、外側でいろいろなアイディアが生まれてくるはず。
難しいんだけれどもチャレンジしてほしい。この場は、実験だからチャレンジして欲しい。ただ、そのための検証システムとして、自分が面白いと思えるかどうかを真剣に考えて欲しい。」

20期の皆さん、あともう一踏ん張りです!!

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by aogakuwsd | 2015-10-05 20:39 | 講座のようす | Comments(0)

青山学院大学・大阪大学ワークショップデザイナー育成プログラムのスタッフブログです。
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