青山学院大学・大阪大学WSD事務局ブログ

【青学WSD】WS実践科目Ⅰ研修、新井英夫さんのWSを体験しました!

2014年9月7日(日)、14日(日)、15日(月・祝)の3日間。
17期の受講生が、クラス別に新井英夫さんのワークショップを体験しました。

2日間の基礎理論科目の対面講座を終えて、ついに「ワークショップ実践科目Ⅰ」に突入した17期。

この「ワークショップ実践科目Ⅰ」は、ワークショップの実践力を磨いていくことを目的にしている講座です。具体的には、WSの体験→グループに分かれて大人向けの実習を企画→実施→振り返り、という一連の流れを体験していきます。

「ワークショップ実践科目Ⅰ」の初回は、自分たちでワークショップを企画する前に、まずは、参加者としてアーティストのワークショップを体験する、ということで、毎期、体奏家の新井英夫さんのワークショップを受けています。

■新井英夫さんプロフィール
http://www.h2.dion.ne.jp/~hideo-a/profile(jpn).html
■新井英夫さんホームページ
http://wikiwiki.jp/jcdnmdfj/?ARTIST%2FAraiHideo

こちらの、赤い服を着ている方が、新井英夫さんです!
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新井さんは、身体を使うワークショップを子どもから高齢者向けに実践されています。

朝、まず全員で円になって座ると、新井さんが笛を吹きながら、登場!
笛を吹きながら、一人ずつと握手し、ときには、受講生を円の中心に連れていき、一緒に踊ります。

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「円の真ん中に連れていかれるのか?!」と、受講生は内心ドキドキしているようですが、円の中心に連れていかれると、新井さんの笛の音と動きに導かれて、思わず、一緒に踊ってしまいます。
そうして、新井さんは受講生全員と握手を交わしていきます。

時間にして、約10分間。この間、新井さんは、全く言葉を使いません。
言葉を使わない非言語コミュニケーションで、受講生の一人一人と、コミュニケーションをはかっていきます。

新井さんのワークショップは、「野口体操」の考え方をベースに、自分自身の身体を意識すること、身体を通して、他者とのコミュニケーションをはかることで、自分の気持ちや身体が何を感じるか、などを実感することを促してくれます。

■野口体操についてはコチラをご覧下さい!
http://www.noguchi-taisou.jp/

大きなポリ膜を使って、身体が緊張している状態、ゆるんでいる状態を感じてみたり…
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ペアになって、寝ているほうの人の脚や腕を静かにゆすることで、身体ほぐしをしたり…
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充分にほぐれたところで、「あ〜れ〜」パートナーにずるずる身体を引っ張っていかれ、部屋の真ん中に人の山ができました!
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ペアで手のひら同士をくっつけて動く「手の平ダンス」では、言葉を使わずに、手の平を通して伝わってくる相手の気配を察知したり、意思を伝えたりします。
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言葉を使わない非言語コミュニケーションなのに、自分の心の中で、様々な思いや言葉が溢れてくることに気づいた受講生も多かったようです。
その証拠に、手の平ダンスが終わると、受講生はせきをきったように、お互いに感じたことを話し出しました。


新井さんのワークでは、「音」も効果的に使われます。
新井さんは、ミュージシャンと即興のパフォーマンスをすることがあるそうですが、即興で大切なのは、ダンスがリードするわけでもなく音楽がリードするわけでもなく、お互いの音や動きを感じながらその場で音や動きを紡いでいくことなんです、と説明してくれました。
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午前中の最後のワークでは、「ツタわるからだ」と言って、文字通り、ツタ(蔦)がからまっていくように、思いが伝わっていくように、一人ずつの思い思いの身体のポーズをつなげていって、人間彫刻をつくるワークを体験しました。

「するするする〜(動くときの音)」
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「ぴたっ!(前の人の身体にくっつくときの音)」
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まさに蔦のように、どんどん人の身体がつながっていきます!
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午後は、各グループが独自に考えたローカルルール(動き方やくっつき方)をもとに、グループで考えた「ツタわるからだ」の発表をしました。
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ワークショップの体験後は、ワークで自分が何を感じたのか、また、同じワークを受けても、他者はどんなことを感じていたのか、を振り返る「リフレクション」を行いました。

このリフレクションは、各クラスの修了生スタッフが進行しました。
Aクラスは、たけちゃん。
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Bクラスは、レイジさん。
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Cクラスは、はたぼー。
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リフレクションでは、まずは、自分自身が感じたことを、ワークシートに書き出した後、「ツタわるからだ」を一緒につくったグループのメンバー同士で、ワークシートを共有していきました。

同じワークを受けても、感じ方や捉え方の違いがあったり、身体を動かすことからくる気づきがあったりと、様々な感想が出ていました。

17期生の感想↓↓↓↓↓

・知識による理解よりも、身体を動かすことによる発見は新しいものばかりでした。
 身体を使ったWSは、はまると奥へ奥へと行くのではとも思いました。

・身体の接触について抵抗のある参加者もいることは認識していますが、そこにあえて挑戦する新井
 さんの姿勢に好感を持ちました。

・グループワークのとき、頭で意見を出し合っても、まとまらなかったことが、6人で身体を動かし
 ながら考えた途端に、スムーズに進行したので、頭と身体はバランスよく連動させたほうが良いな
 と思いました。

・身体性から他者性を感じることは、もしかすると、とてもリスクの高いことかもしれないな…
 と参加者として感じつつ、言葉が通じない人とのコミュニケーションには、とても有効だなと実感
 しました。

・異性とくむのは、最初は違和感があったが、振り返りを通じ、よく考えると、同性のほうが正直や
 りにくいことに気づいた。

・目とつぶっても不自由になる訳ではない。感覚が鋭くなる。

・ビニールシートで「コミュニケーション」の感覚をつかむことができたことも発見でした。

・「握手するのが苦手」とか、自分が考えたこともなかった事を言う人が多くいて、こんなにも身近
 に多様性を感じるのかと思った。

この他にも、身体を使うワークは、実は、とても緊張しました、という受講生もました。
「ワークショップ」や「合意形成」というと、言葉を使うことをイメージしがちですが、言葉以外のコミュニケーションがある、ということに改めて気づくこと、そして、自分の身体にじっくり向き合うことは、受講生にとっても新鮮な体験だったようです。

新井さん、そして、アシスタントの板坂さん、ありがとうございました!
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by aogakuwsd | 2014-09-18 21:25 | 講座のようす | Comments(0)

青山学院大学・大阪大学ワークショップデザイナー育成プログラムのスタッフブログです。
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