青山学院大学・大阪大学WSD事務局ブログ

【青学WSD】基礎理論科目のリアル・ドキュメンテーション

ワークショップデザイナー育成プログラムでは、毎期、講座をよりよくしていこうといろいろな試みにチャレンジしています。
その新しい試みの一つがリアル・ドキュメンテーション。

対面講座で使用するパワポは、後日、受講生専用のSNS上で公開しているのですが、基礎理論科目は、他の日の講座に比べて、内容が盛りだくさんなため、受講生の方がリフレクションをする際の手助けになればと思い、今期から始めたものです。

細かく講座内容を打ち込んでいくスタッフ。
a0197628_19252391.jpg

重要なポイントを書き出していくスタッフ。
a0197628_19255588.jpg

時系列で模造紙に書いていくスタッフ。
a0197628_19264681.jpg

a0197628_19271013.jpg

それぞれが連携し、補完し合いながら作成していくのが、WSD流です。

実際に作成してみると、ここをこうするともっと良くなるかも、ということが次々と見えてくるので面白いです。
一方で、作成者が、「ものすごく疲れる」こともわかりました。
講義の間中、集中力を保ちつつ、手を動かしていないといけないので、当然といえば当然ですね。。。

また書き方だけでなく、作成したものを、どのように活用するのかも、状況に応じて考えていく必要があります。

いずれにせよ、実際に試しながら、よりよい方向性を探っていきたいと思います!
a0197628_19341022.jpg

[PR]



# by aogakuwsd | 2016-09-12 19:27 | 講座のようす | Trackback | Comments(0)

【青学WSD】23期の対面講座がスタートしました!

2016年9月3日(土)、10日(土)

夏から秋の季節の変わり目。
9月3日(土)から、青学WSD23期の対面講座がスタートしました。
今期は、選考会以来、半年の間受講をお待ち頂いた方も含め、3クラス80名の方に受講いただきます。
a0197628_1232395.jpg


<9月3日 対面講座初日:基礎理論科目1日目>
対面講座初日の”基礎演習”は、これから始まる講座の土台作りです。

「本に書いてあることをただ伝えればいいと思っていない。それは大人の学びではない。大人の学びとは自分で、なぜそういうことが起きるのか?などと考えること。」
「これから知識というものはますます陳腐化していく。しかし経験したことを語るのは学びにすごく活きていく。」
「あれ?と思ったりいやだなあと思うことが自明性を明らかにしてアイデンティティを形成する。」
「そんなの当たり前じゃんと思うことではなく、違うという興味が学習に繋がっていく。」
「納得解がある。この繰り返しが大人の学びになる。」

大人の学びとして、ワークショップデザイナー育成プログラムが大切にしたいことを、苅宿先生が熱く語ります。

もちろん座学だけでなく、途中でワークがいくつか挟まれます。
自己紹介のワーク”Dialog 4”では、4人グループで相手を変えながら、会話、伝聞、伝聞+推量を体験することで、自分の話が、他者にどのように伝わっていくのか(あるいは伝わらないのか)を実感しました。
a0197628_11233866.jpg

a0197628_1124295.jpg


午前中最後は、「無意識の意識化」「コミュニケーションのズレ」「出力を想定した入力」を実感するために、”ミーティングレコーダー”を使って4人で話しているところを、録画してその場で見てみました。
自分が話している姿や、聞いている姿を観る事に若干戸惑いを感じながらも、実際に自分が話している姿をみると、話している時のくせに気づき、聞いている時の自分の表情に愕然とした!なんて人も。
ファシリテーターとして今後活躍していくワークショップデザイナーとして、自分の振る舞いを俯瞰的にみる経験は、本当に貴重だなと感じた時間でもありました。
a0197628_1262821.jpg

a0197628_11213666.jpg


午後の講座となると睡魔に襲われる受講生も・・・・
しかし、すかさず苅宿先生の一言が!
「睡魔に話術が勝つためには、みなさんの力を借りなければなりません! 
そのためには、脳の別なところを使ってもらう。出力を想定した入力を常に実施していくこと!! 
誰かに教えよう、どんな場面で使おうかと考えながら聞く。それが、大人の学び方のポイントです!」
途中で思わず笑ってしまう映像や、深く考えさせられる映像が入り、あっと言う間に苅宿先生の講義が終わりました。
1日目の講義はこれで終了。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<9月10日 基礎理論科目2日目>
基礎理論科目2日目は、大阪大学との交換授業で、平田オリザさんが登場!
平田さんの講義とワークショップを直に受講できる!ということで、この日を楽しみにしてくださっていた受講生も少なくなかったようです。
a0197628_1125133.jpg

平田さんのワークショップは、ワークショップを体験しながら、解説を聞いてワークショップを理解するメタワークショップ。
ただ体験するだけでなく、ご自身がなぜ、このワークショップを国内外で実施しているのか、
これまでのエピソードや、実施するときのポイントなども、わかりやすく丁寧に解説してくださいました。

簡単な仲間探しのゲームから始まり、コンテクストのズレを感じるワークへ。
合間には、身体を使ったワークも入り、様々なアプローチを通して、コミュニケーションとは何か?に切り込んでいきます。
a0197628_11263560.jpg

a0197628_11273592.jpg

a0197628_11282143.jpg

a0197628_11294175.jpg

講義の後半では、大学入試改革を例に、ワークショップデザイナーとしての学びをスタートさせた受講生に大切なメッセージが送られました。
_____________________________________________

「明治以降、教育の地域間格差はなかったが、文化、教育の格差がどんどん広がって、経済の格差にもつながっていきます。
地方ほど、こういうワークショップ型の授業をたくさんやって、文化資本の蓄積ができる教育に変えていかないといけない。
これに気づいている自治体とそうじゃない自治体の格差は大きいです。
これをちゃんとやっている自治体じゃないと、もはやIターンの人たちを呼び込めない。
教育、文化対策がIターンに結びついているんです。
みなさんは、ただたんにWSのスキルを高める為でなく、社会の変化に基づき、どういうニーズがあるからWSが求められているのか、有効性がどこにあるのか、ということを認識し、説明できるようになる必要があるんです。」
_____________________________________________

午後は、eラーニングのレポート共有。
それぞれが書いてきた、「自分自身がこれまでに体験した協働的な活動と、協働的だと思う理由について」のレポートを、グループで共有し、「協働」についての理解を深めていきます。
a0197628_1131387.jpg

a0197628_11314481.jpg


午後の後半は、苅宿先生が登場。
基礎理論科目での講義内容を、もう一度振り返りながら、2日間の学びをツールを使って演繹的・帰納的に他者に伝えるミニワークを行いました。
a0197628_11323665.jpg

a0197628_11325449.jpg


たくさんの情報が入ってきた2日間の基礎理論科目。
受講生の皆さんは、まだ整理しきれていないと思いますが、これからゆっくり時間をかけて、
自分自身の中に落とし込んでいってもらえればと思います。

23期の講座は11月まで講座が続きますが、そもそもなぜ学ぶのか?という疑問が起きたときは、苅宿先生のこのメッセージを思い出していただきたいです。
_________________________________________

「多様な仕事や便利なものは、これからもたくさん出てきます。
便利だから不便なことが起こるでしょう。
でも、人間であるなら人にギフトしたいという気持ちや、人からのギフトに感謝したいという心は変わらないはずです。そういう組み合わせをどう考えるかが重要なんです。
ワークショップデザイナーとなる皆さんへのお願いは、知らないで悩むのではくて、知って考えるという姿勢を持つということ。そのために、情報を整理してお伝えしています。
人のこと考えたり、自分のキャリアを考えて受講してくれていると思いますが、人との関係性がどうなっていくのかということも考えて受講してほしい。」
_________________________________________
[PR]



# by aogakuwsd | 2016-09-12 17:01 | 講座のようす | Trackback | Comments(0)

【青学WSD】22期の最終講義

2016年7月30日(土)

22期最終日は梅雨も明け、猛暑の中スタートしました。

朝は、苅宿講義から。
この3ヶ月間、講座の中で何度も取り組んできた「省察」の話です。
a0197628_1922090.jpg

「みなさん一人一人がどこを丁寧にやっていこうとするか。例えば、他者に話す前にまずは考えさせる、
これをいれてみよう!を意識できるのがみなさんのデザイン。
逸脱は時々やってください。参加者の意思の疎通がうまくいっている、そのような時、文脈から外れてみることをチャレンジしほしい。イノベーションは最初は逸脱から生まれる。
当初は新規性があったことが、どんどん古くなる。
そしたら、その場でFit感を確かめながら繰り返しやってみることを飛ばしてみる、
早くやりたい人はやらせるなど、新しいスタイル、冒険、新規性は逸脱から生まれる。
それを挑戦する気持ちを忘れないでほしい。」

苅宿先生、ありがとうございました!

最終日は、「「3ヶ月の学びを振り返る」を問いとして考える」をテーマにスタートです。
今まで講座の中で数回実施してきた省察の時間を、自分たちで考え、企画し、その後実施、
最後に振り返りまでを1日で実施します。
a0197628_18383692.jpg

省察WSのプログラムを作りにあたり、ほとんどのグループが、グループのコアになることを探し、
グループコンセプトを決定してから、詳細なプログラムを作っていました。
120時間の学びが活かされていることを感じた瞬間でした。
a0197628_18411953.jpg
a0197628_18405782.jpg

軸を作ることに時間をかけていくことが、最終成果につながるということを
実感し、気づきを得たからこそのデザインが各グループに見られました。
a0197628_1842125.jpg


省察ワークショップは多種多様なものになりました。

3ヶ月を丁寧に時系列で振り返っていくグループ
a0197628_18434348.jpg

過去の自分に向けて、今の自分が伝えたいことを言語化していくグループ
a0197628_18444665.jpg

印象に残っているキーワードをきっかけとして対話をするグループ
a0197628_18454726.jpg


省察ワークショップの後は、自分たちのデザインについての振り返りです。
頭の切り替えが大変な中、自分たちが作った省察WSを実際にやってみてどうだったのか?
参加者目線、実施者目線を行ったり来たりしながらの振り返りです。
a0197628_1847078.jpg

a0197628_18473017.jpg

a0197628_1848162.jpg

あっという間の6時間で、かなりハードな最終日が終了です。

「3ヶ月を振り返る」を目的にするのではなく、問いにするで、
作りながら振り返るという入れ子の構造を使っての学びを実施しました。
省察WSそのものの時間はもちろん、作っている時間、振り返っている時間のすべてが
3ヶ月の学びの深い振り返りにつながっているようでした。

22期のみなさん本当にお疲れ様でした!
a0197628_185072.jpg

[PR]



# by aogakuwsd | 2016-07-30 18:50 | 講座のようす | Trackback | Comments(0)

【青学WSD】ワークショップの参加者の様子を観察する

青学22期の講座も、後半に突入しました。

後半の実習では、こども向けワークショップを実施します。
今日の講座は、この、こども向けワークショップを企画するのにあたって、まずは、ワークショップに参加するこどもの様子を観察し、ファシリテーターの働きかけに対して、こどもたちがどのような反応をするのか、また、ファシリテーターは、その反応をどのように読み取ってファシリテーションするのかを丁寧に見ていきます。
a0197628_19215081.jpg

ファシリテーターをつとめてくださるのは、NPO法人PAVLICの田野邦彦さんと林成彦さんをはじめとする、7人のファシリテーターの皆さんたち。それぞれ、普段の所属は違うそうですが、コミュニケーション能力の育成を目的とする演劇ワークショップを、日本全国の教育現場で実施されています。
a0197628_19365580.jpg

a0197628_1947356.jpg

今日のワークショップは、「クロスワード風台本でおしばいをつくろう!」というワークショップ。
対象は、2年生から6年生の小学生です。
今日は、グループにわかれて、おしばいをつくるので、まずは、グループで取り組む簡単なゲームから始まって、気持ちもばもほぐれたところで、いよいよ、おしばいの台本づくりに挑戦!
今日の台本は、クロスワードのような四角いマスを埋めてつくります。
例えば、こんな感じです。
a0197628_1913196.jpg

a0197628_19393934.jpg

台本ができたら、通して読んでみて、次に動いてみます。
a0197628_19144312.jpg

a0197628_19255414.jpg

動きながら、セリフを言って、なかなか良い感じに仕上がってきたと思ったら、
ここで各グループに小道具が1つ渡されます。
なんと、この小道具、台本にあわせて配られるのではなく、むしろ、台本とは全く関係のないものが配られるのです。
「えーー!!トイレットペーパー!!!」と、突然配られら小道具に、やや困惑気味なグループも。
受講生は、そんなこどもたちの発言や表情、動きを丁寧に見ていきます。
a0197628_19293355.jpg

最後には各グループの作品を発表して、午前のワークショップが終了。

午後は、午前中に観察したことを共有し、観察した事実から参加者の反応や感情をどのように解釈するのかについて話し合いました。
a0197628_1918594.jpg

a0197628_19304846.jpg

後半は、実際にワークショップを進行したファシリテーターたちが、今日の参加者をどのようにみとっていたのか、参加者の反応にあわせて、プログラムやファシリテーションをどのように微調整しながら進めていたのか、お話を伺いました。
a0197628_19193253.jpg

a0197628_19414834.jpg

a0197628_19424759.jpg

林成彦さん
a0197628_19323116.jpg

「僕たちは、演劇を使って、ひとりひとりの価値観を肯定的にうけとめて、うまくすりあわせ、グループとして、ひとつの答えをだす、というプログラムをやっています。
今日参加してくれた、子どもの中には、ひとりだったら、こうやりたいのに…ということも、他の子と、すりあわせて、やっています。
それには、正解はありません。
正解がないから、自分たちでうまくすりあわせていかないと、答えがでない。
行動をおこさないと、結果は出ません。
が、グループで納得して出た結果だったら、こどもたちも納得する。

僕たちは、子どもたちのことを、肯定的に受け止めることをしている。
今日、僕たちのコメントを聞いて、「ダメ出しはないのか? 褒めてばかりじゃないか」と思われたかもしれません。
それは、お互いに、「あ、なるほど、それいいね」と、受け止め合うことを見本としてやっていたからです。
自分たちが、それを体験できていないといけない。
自分たちも、異なる価値観を持った大人たちだけど、お互いに面白がって認め合う、
それを、見せていくのが、大事だと思っています。」


田野さん、林さん、そしてグループファシリテーターの方たちは、実に自然に、こどもたちの反応を受け止めていましたが、実はその裏には、「演劇をツールとして、コミュニケーション能力を育成している」という1本の筋が通っていて、彼らの一つ一つの言動は、その筋があるからこそのものだ、ということがわかりました。


さて、次回からは、いよいよこども向けワークショップに向けての、企画が始まります。
今日の観察を通して学んだ「参加者を見るときに意識したいこと」が、軸になるといいなと思います。
[PR]



# by aogakuwsd | 2016-06-28 15:51 | 講座のようす | Trackback | Comments(0)

【青学WSD】自分自身のコアから出発するワークショップのプログラムデザイン

2016年6月12日(日)

この日は、22期生がグループで企画したワークショップのプログラムを実際に実施してみる、実習当日。5会場同時進行で、合計15グループのワークショップが行われました。

この実習に参加者として協力してくれるのは、講座の修了生の方々。
今期は、70名近くの修了生が参加してくださり、受講生、参加者あわせて、150名規模、過去最大級の実習となりました。

今回の実習では、まず「自分がやりたいワークショップ」の企画を考え、その企画に込められている、自分自身のこだわり、想い=「自分のコア」を明らかにし、各自のコアをつなぐ大きなコンセプトを、実習グループの「グループコンセプト」としてテーマを作成しました。
各グループのグループコンセプトに基づいて生まれたワークショップは実に様々。
a0197628_16395750.jpg

a0197628_16404755.jpg

a0197628_16425865.jpg

a0197628_1644662.jpg

a0197628_16443468.jpg

a0197628_16453618.jpg

ワークショップ終了直後には、参加者から感想を聞く時間があり、さらに、その感想をもとに、自分たちがデザインしたプログラムの本質的な課題を探るリフレクションにも取り組みました。
a0197628_16512550.jpg

a0197628_16525210.jpg


最後に、今回の実習でお世話になった5人の講師の方から総評をいただきました。

a0197628_17473570.jpg

小島潤子さん(2期修了生:HRインスティテュートコンサルタント)
「WSDを受講していた当時、私は企業研修の仕事で日本全国かけまわっていました。
WSDという、会社以外の場所に顔を出して気づいたのは、研修というスタイルは、学びのスタイルの中で、戦力としては、つまようじのようなもので、私はそのつまようじで日本全国を耕そうとしていた、ということです。そして、今の自分のままでやっても、デザイン力、ファシリテーション力をは何も変わらないと思ったので、講座終了後は、自分自身を徹底的にほぐすことに向き合いました。それは、WSDで出会った仲間とともにです。この数年で、ファシリテーターが持つべきセンスを少しはつかめたかなとは思いますが、短い期間でそれをつかむのは難しい。
今回の実習で自分が感じた気持ち悪さや、今、自分がどういう状態なのか、最大限の注意を払って、講座中に、いろんなものを拾ってほしい。」

a0197628_17451842.jpg

横山仁一さん(9期修了生:舞台演出家・プロデューサー)
「全体的に、プログラムデザインにもう少し仕掛けがほしかった。例えば、自己紹介のワークで、その人から、まんまの情報を引き出すのではなくて、油断して言っちゃったことから思いもよらない情報が出てくるまでには、もっと仕掛けが必要。ただの自己紹介大会じゃなくて。
今回、うまくいかなかった部分は、将来に向けての鉱脈になると思っていい。
面白そうだけど、うまくいかなかったこと、それが、実は自分のワークショップの個性になるかもしれない。うまくいかなかったところを捨てるのではなくて、逆に目を向けてもいい。」

a0197628_17471661.jpg

安斎聡子さん(2期修了生:ミュージアムプランナー)
「プログラムを組み立てるときに、参加者をのせて、最終ゴールにどう持っていくのかを考えることは大切です。その背景に、自分たちが持っている目標、到達点に向けて、何ステップで活動してもらうか、イメージを持っておいたほうがいい。ストーリーラインのようなものがないと、自分たちの思い通りの参加者が来ていない場合、即興的にどう変えていいのかがわからなくなります。これは、参加者をコントロールするという意味ではなく。こんなことをもち帰ってくれると嬉しいな、というイメージを、それぞれの段階で、頭の中に描いて、それにふさわいい仕掛け、プログラムトータルのストラクチャを考えてもらうといいと思います。」

a0197628_17482448.jpg

内山厳さん(5期修了生:G office 代表・演劇人・HRDコンサルタント)
「参加者が主体的に活動に入る、没入するための要素を考えてほしい。
これをやってください、はい、やりました、の行ったりきたりではなくて、ついついやってしまう、想定外に主体的に動けるインセンティブを、どうデザインできるかがポイント。
これは持論ですが、力量形成をするためには、参加者を観察することが一番の学びになると思っています。こういう指示があったときに、参加者がどういう反応を示すのか、そのサンプルをたくさん集めることが非常に有益だと思っています。
それから、ワークショップデザイナーだから通じる言葉を、一般の人、外部の人にも伝えられる言葉を持ってもらいたい。他の人にも伝えられる言葉を身につけてほしい。」

a0197628_17461213.jpg

田野邦彦さん(1期修了生:演出家)
「今回の実習では、ワークショップをデザインするときに大切にしたい自分のこだわりを出発点にする、スタート地点にすることをやってもらった。この、こだわり=コアは、あくまでも出発点です。
ここが終着地点ではない、ということを覚えてほしい。
今回、感じたのは、自分が伝えたいことの範囲の中にいくつかのワークをピックアップして入れていたな、という感じ。
みなさんが伝えたいものを伝えるための手段として、こういうゲーム、こういうワークを入れるというのは、予定調和になりがち。
大事にしていることを伝えたい、というのは、研修、講座のほうが向いています。
本来、ワークショップは、大事なことを伝える場ではなくて、共有、感じてほしい場であるはず。
グループのコアはあくまでも出発点。伝えたいことの相対ではなくて、出発点です。
今回、成功した、失敗したいろいろあると思いますが、あとあとになって考えたときに、あとあと生きてくることがあります。
グループメンバーでやりとりをしながらでつくるというのは、難しかったと思います。
このやりとりを、スムーズにするのではなくて、ぶつかり合うことで、面白いことに出会えるのでは。
今回の経験をもとに、次の新しいステップに旅立っていただければと思います!」

5人の講師の方々は、全員、講座の修了生です。
ご自身が、講座を受講中に、今の受講生同様、苦しい思いをしながらも、自分自身の学び、気づきをつかみ、今もなお、実践を通して学び続けていらっしゃる方たちです。
企画段階にも、様々なアドバイスをいただき、受講生にとって腑に落ちないこともあったかもしれませんが、その腑に落ちない引っかかりが、実は、自分自身の学びにつながることなのかもしれません。

22期生のみなさん、おつかれさまでした。
そして、実習にご協力くださった修了生の方々、
最後まで、受講生の伴走をつとめてくださった講師の皆様、ありがとうございました!
[PR]



# by aogakuwsd | 2016-06-14 15:03 | 講座のようす | Trackback | Comments(0)

【青学WSD】ワークショップのグループコンセプトづくりからコンテンツづくりへ

2016年5月29日(日)

対面講座4日目。
今日から、1回目の実習に向けての企画がいよいよスタートしました。
講座で出会ったばかりの人とグループを組み、3週間の間に、ワークショップの企画、実施、ふりかえりを体験するこの期間は、講座前半の山場でもあります。

この山場を一緒に伴走してくださる講師は、青年団の演出家であり、ワークショップデザイナー1期の修了生でもある、田野邦彦さん。
田野さんは、舞台の演出を手掛けるだけでなく、全国の小・中・高校でコミュニケーション教育を目的としたワークショップを数多く実施されています。
a0197628_8531984.jpg

午前中は、今朝発表されたばかりの実習グループメンバーとの関係を構築していくことを目的とした田野さんのワークショップを体験。
親しみやすいコミュニケーションゲームから、自分自身を構成しているものを伝え合う自己紹介へと発展していきました。
a0197628_8561855.jpg

a0197628_8565927.jpg

お互いのことが、少しわかったところで、さっそくワークショップのコンセプトづくりに入っていきます。
実は、この日までに、各自「自分がやりたいワークショップ」についての企画書を書いてきてもらっていました。
今回の実習では、自分がやりたいワークショップを実施するわけではありませんが、
「自分がやりたいワークショップ」に秘められている、自分のコア、つまり、自分が大切にしたいと思うこと、これは絶対に面白いと思うこと、これだけは譲れないと思うこと等をあぶり出すことから、ワークショップのコンセプトをつくっていきます。

まずは、ペアインタビューによって「自分がやりたいワークショップ」を相手に伝える。
相手からは、「いいね!」と思った部分を教えてもらって、そこから、自分のコアを書き出していく。
人から何らかのリアクションをもらうことで、自分でも気づかなかった自分のこだわりが、うっすらと見えてくるから不思議です。
さらに言語化したコアを、今度は別の相手に伝え、よりシャープに、明確にしていきます。
a0197628_8591558.jpg

お互いのコアを実習グループで持ち寄ってみると、実に様々!
そして、それぞれのコアをなるべく全て取り入れられるような形に凝縮し、自分たちをつなぐ大きなコンセプトは何なのかをグループで話し合っていきました。
a0197628_91598.jpg

a0197628_921765.jpg
a0197628_914160.jpg

a0197628_934255.jpg

a0197628_951236.jpg

a0197628_96715.jpg

a0197628_995713.jpg

各グループとも、企画初日から、かなり熱い話し合いが展開されていました。
1日目を終えたところで、講師の田野さんから受講生へ熱いメッセージが。

「それぞれがやりたいWSのプログラムがあり、コアがあって、その一人一人のこだわり、想いの違いを確認しながら、その上で、自分たちをつなぐ大きいコンセプトはなんだろうを話し合いながら、グループで一つのの答えを導き出した。これって、すごいコミュニケーションだと思います!
今、企業の方が新人に期待する能力は、コミュニケーション能力で、それは人といっぱい話す、仲良くなることではなく、様々な価値観がある中で、 それをまとめていく、自分たちのやりたいことを導き出していく力のことを指します。
そういう意味で、今日は、濃密なコミュニケーションを体験してもらいました。
最後に、一つの成果になったのが素晴らしかったです!」


さて、ここからどのようなプログラムが生まれるのか、そして、グループ内でどのようなやり取りが生まれるのか…続きは、次回のブログで!
[PR]



# by aogakuwsd | 2016-05-29 16:04 | 講座のようす | Trackback | Comments(0)

【青学WSD】22期の対面講座がスタートしました!

とても気持ちのいい晴天の中、青学22期の対面講座がスタートしました。
今期の受講生は過去最高人数82名です。

基礎演習は、これから始まる3ヶ月間の講座の土台作りです。
「ワークショップとは何なのか?」の認識変化にむけての知識のインプットあり、協働的な活動にむけての多様なミニワークあり。
まさに「ワークショップをワークショップで学ぶ」講座ならではです!
また22期基礎理論科目では、大阪大学との交換授業として平田オリザさんを講師としてお迎えし、中身の詰まった3時間の解説型ワークショップを実施していただきます。
盛りだくさんの2日間を振り返ります。
a0197628_14532068.jpg


まずは、これから、講座での学びをスタートさせる22期生に向けて、
大人が学ぶとは、どういうことなのか?自分にとって意味のある学びとはどういう学びなのか?苅宿先生の熱い講義が続きました。

ーー苅宿講義から抜粋ーー
「基礎編ばかりやらなくていい、1個について100つみあげたほうがいい。
そのほうが面白さが増すから。自分なりの考え方が、でてくるから。
標準化の中にあてはまっていくことが多いけれど、
ただ情報をもらうだけでなく、自分で使えるところを選びながら、
どういうふうにしようかと、考えながらやってほしい。

「学びをまなぶ」という感覚が非常に大切。
つまり、自分を俯瞰していくことが大事。
なんのためにやっているのかな、どうやって使おうとしていくのかな
と、自分自身をモニタリングしていくのが大事。
それは、メタ認知と呼ばれているのです。

自分を意識化するというメタ認知をワークの中でやっていく
その前後で、みなさんのメタ認知は、確実にひろがっている

知識や技能を正解として得るだけではなく、整理したり、納得したり、
考えながら使っていってほしい。
ーーーーーーーーーーーーー

講座の中では、一方的に聞くだけではなく、講義の中に出てきたキーワード「無意識の意識化」「コミュニケーションのズレ」「出力を想定した入力」を実感するために、ミーティングレコーダーを使って4人で話しているところを、録画してその場で見てみるということもやりました。
a0197628_14571361.jpg


4角に、小さなカメラがついていて、4分割モードで録画すると、4人で話している映像と音声を撮ることができ、すぐに再生もできます。実際に自分が話している姿をみると、自分の話している時のくせに気づき、聞いている時の自分の表情に愕然とした!なんて人も。ファシリテーターとして今後活躍していくワークショップデザイナーとして、自分の振る舞いを俯瞰的にみる経験は、本当に貴重だなと感じた時間でもありました。

2日目は大阪大学との交換授業として平田オリザさんの解説付きワークショップです。
a0197628_14525837.jpg


身体を動かしながら身体性を感じるワークや、演じることを通して即興的な要素もあり、その全てに
ワークショップの必然性を語るわかりやすい解説がつき、本当にあっという間の3時間でした。

反転授業としての「eラーニングレポート共有」です。レポート共有のテーマは、「協働性への理解を深める」。受講生それぞれが書いてきた「自分が体験した協働的な活動」をグループに分かれて紹介し合い、「協働的な活動とは何か」をグループで考え、グループなりの答えを出していきました。
a0197628_14532712.jpg


「協働」についての理解を協働的な活動を通して深めていく。
本講座の特徴のそのものである入れ子の学習形式です。
普段何気なく使っている言葉でも、いざ丁寧に考えてみると結構難しい。
相手のレポート、自分のレポートの違いに驚きや、違和感を感じている人も。まさにレポート共有を通じて学びが起きているなぁと感じた1時間でした。
a0197628_14533456.jpg


2日間の最後を締めくくる苅宿先生の講義から下記の言葉を残したいと思います。

ーーーーー苅宿講義抜粋ーーーーーーーーーーーーー
ワークショップは持っている知識を注入するのではなく、その人の中にあるものを一緒に考えて生み出していく。みなさんは自分たちのワークショップの中に間違いのない問いをどう設定しますか。
ワークショップの特質は正解だけでなく、納得解に意味があることを伝えて参加者に代替不可能性の感覚を失わせないことである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
22期生の皆さん、これからの3ヶ月間一緒に頑張っていきましょう!
[PR]



# by aogakuwsd | 2016-05-20 15:05 | 講座のようす | Trackback | Comments(0)

【青学WSD】21期生のみなさん、おつかれさまでした!

2016年3月27日(日)

12月からスタートした21期の講座が、昨日、最終日を迎えました。

3ヶ月間を締めくくる最終日の講座のテーマは、「3ヶ月の学びを振り返る省察の場をデザインする」。
省察の場をデザインをするのは、運営サイドではなく受講生です。
自分たち自身で企画し、自分たちに向けて実施し、自分たちの実施をふりかえることに挑戦してもらいました。


まず、グループにわかれたら、午前中はお昼休憩までの時間をたっぷり使って企画タイム。
たっぷりと言っても、時間は2時間しかないので、この2時間をどうデザインするのかも大切です。
環境を変えたほうがよりアイデアが出るのなら、今日はカフェに行ってもよし!
a0197628_203124.jpg


この企画の中でポイントとなるのは、3ヶ月の何に、どこにフォーカスして振り返るか、ということ。
ただ、なんとなく時系列で思い出すのではなく、例えば、2回の実習だけを取り上げてみる、
それぞれが個人で取り組んでいたeラーニングを取り上げてみる、
あるいは、何かテーマを出して、そのテーマについてふりかえるなど、振り返りの焦点を絞ることで、
より深い振り返りになるようにデザインしてもらいました。
a0197628_201249100.jpg


グループそれぞれで思い思いの企画の時間を過ごし…
a0197628_20131139.jpg

a0197628_20133295.jpg


3ヶ月の学びをふりかえる省察がスタート!
a0197628_2015104.jpg

a0197628_2017663.jpg

a0197628_20175939.jpg

a0197628_20184662.jpg

a0197628_2021512.jpg

a0197628_20212489.jpg

受講前と受講後の自分自身の変化を洗い出す
講座を通してわかったことと、わからなかったことを整理する
講座で学んだことと、これからやりたいことをどんな風に結びつけていけるかをプレゼンし、フォードバックをし合う
講座の中で印象的だった時間を抜き取り、そこで自分自身にどのような変化があったのかをテンショングラフで表す
など、着目点がそれぞれ違う省察が生まれました。

講座の最後は、苅宿講義。
a0197628_202965.jpg


「一方的に教えるのではなく、相互にやり取りをしながら合意を形成していく、間主観的な学びがあることを、みなさんはこの講座で経験しました。
みなさんは教え手がいなくても学べるんです。
みなさんというワークショップデザイナーがいて、そこに大きなデザインの大きな原則があれば、知的生産性の高いWSができます。
他者の声を聴くことから間主観的な学びが生まれ、それはお互いのリスペクトにつながる。
この講座でみなさんがそれを経験したことに大きな意味があると私は考えています。」

短期間の中で、2回の実習を企画、実施し、ふりかえるという経験をしたからこそ、他者から学ぶ、ということの意味を、より深く実感されたのではないかと思います。

そして、講義終了後に、受講生からのサプライズが!
なんと、スタッフ一人一人に、メッセージ入りの色紙が渡されました。
実習準備やレポート課題の合間をぬって、準備していただいたようです。
本当にありがとうございます!
a0197628_20324699.jpg

a0197628_203325100.jpg


それから、講座を裏で支えてくれた修了生スタッフの、じぇらるどさん(18期生)、たかちゃん(19期生)、ゆかりん(18期生)、ありがとうございました。
受講生が気持ち良く学べる環境づくりを常に意識して、本当に細かいところまで気を配ってくれていました。
a0197628_2044139.jpg

a0197628_2058468.jpg


最後に、21期生のみなさん、3ヶ月間お疲れさまでした!
これからは、同じワークショップデザイナーの仲間として、それぞれのフィールドで学びを活かしていただけることを祈っています!
a0197628_2036436.jpg

a0197628_20374982.jpg

a0197628_2038862.jpg

[PR]



# by aogakuwsd | 2016-03-28 19:44 | 講座のようす | Trackback | Comments(0)

【青学WSD】21期生、2回目の実習準備が始まりました!

21期生は、先週から2回目の実習の準備に入りました。

2回目の実習は、子ども向けのワークショップ「逆転時間ワークショップ」をデザインします。

逆転時間ワークショップとは、青山学院大学苅宿研究室が開発した「逆転時間」アプリを使って、iPadminiで動画を撮影し、逆再生をして楽しむメディアワークショップです。

▶︎逆転時間の詳細はこちら!
https://itunes.apple.com/jp/app/ni-zhuan-shi-jian/id535415279?mt=8

企画の1日目の午前。
まずは、「逆転時間」を自分たちが体験する時間!
a0197628_1893151.jpg

a0197628_1820567.jpg

a0197628_18211464.jpg

a0197628_18215718.jpg

作品づくりにのめり込むと、思わず身体の動きも大きくなります。
a0197628_1895176.jpg

天気が良かったので、屋外でも撮影。
本人たちは、楽しく作品をつくっていますが、通りすがりの人たちからは、若干、あやしい人々に見える…。
a0197628_18104675.jpg

a0197628_18143617.jpg


体験のあとは、自分たちの実体験をもとに、どんな映像作品をつくることが可能なのか、逆転時間の面白さは何なのかをふりかえり、グループでどうすれば面白い作品がつくれるのかを分析。
a0197628_18132254.jpg

a0197628_1815440.jpg


午後にはさっそく、逆転時間とこどもたちが初めて出会う場面の短いリハーサルにも挑戦しました。
a0197628_18169100.jpg

a0197628_1822463.jpg

a0197628_18231535.jpg


体験したばっかりなのに、すぐにリハーサル!というスケジュールは大変だったと思いますが、実際にやってみて気づくこと、足りないところなどが見えてきたと思います。

次回は、さらに長めの45分リハーサルに挑戦してもらいます!
[PR]



# by aogakuwsd | 2016-03-05 17:39 | 講座のようす | Trackback | Comments(0)

【青学WSD】苅宿講義!

21期の講座も、ついに後半戦がスタートしました。

2回目の実習の企画初日には、久しぶりに苅宿先生が登場。
講座の半ばにさしかかった今、改めて、ワークショップデザイナーとは何なのかを問い直し、ワークショップデザイナーの専門性についてお話ししていただきました。
a0197628_18452335.jpg

「ワークショップデザイナーはコミュニケーションの場づくりの専門家です。
ここで体験したことを、自分のフィールドにカスタマイズしていくことが大切です。
体験したことの中にどういう面白さがあるかを見抜いていく力。仮説を立てる力が必要です。
でも、これは一人ではなかなか難しい。他の人と話していくことで、初めて確かめていけることなんです。
そのために安心できるコミュニティが必要で、つまりそれがここなんです。
皆さんが持っているフィールド・場所(ローカル)・期間(テンポラリー)が限定的だから、学習した時に自分ごとに置き換えて考えることができる。その場にフィットしたワークショップデザインが必要なんです。」


「ワークショップデザイナー育成プログラム」という共通体験を持ち、他者とのつながりに、ある可能性と困難さを感じている人たちだから、話が通じ合えるヒューマンネットワークが自然に形成されている(=knoutworking)
この講座が社会的な立場が違う人・フィールドが違う人がいても成り立つのは、この機能があるからなんです。」


さらに、ワークショップデザイナーの専門性の話から、評価の話にもつながり、ワークショップデザイナー育成プログラム独自の自己評価シートが紹介されました。


「プロになるためには、自分の特性を伝えないといけない。私は何でもできます、というのは、何にもできないのと同じ。この範囲の中で、私はここが抜群に出来ます、というところがあるのがプロなんです。そしてこれで食べていくには、特質が必要です。
その特質を意識する、省察するために、ワークショップデザイナー育成プログラムでは、独自の評価シートを作成しました。このシートで自己評価をすることで、エビデンスに基づいたワークショップデザイナーの価値付けができます。
評価は優劣を決め、序列を作るものですが、私たちはそれをやりません。○か×かで決まるものではないんです。
自分の評価を書き換えていくのは難しいことです。なぜならコンプレックスだから。
でも、自分の評価は書き換えができるんです。そのことをわかってもらうための「自己評価シート」がこれなんです。」
a0197628_19222147.jpg

講座が始まると、実習の企画やeラーニングの課題があり、それをこなすことが、自然と当たり前になってしまいますが、当たり前になることは、考えなくなることだ」と苅宿先生は言います。

講座の後半戦にさしかかった今、改めて、「自分はこの講座でなぜ学んでいるんだっけ?」と、自分に問い直すことで、「無意識を意識化」することを思い出せた気がします。

苅宿先生、ありがとうございました!
[PR]



# by aogakuwsd | 2016-03-05 17:00 | Trackback | Comments(0)

【青学WSD】21期生の実習を支えてくださった講師の方々

前回のブログでは、21期生の実習を迎えるまでの様子をお伝えしましたが、この記事では、今回の実習を支えてくださった、講師の方々をご紹介します。

講師の方々は、受講生がワークショップのプログラムデザインに取り組むのにあたって、受講生の共通体験となるワークショップを実施してくださったり、リハーサルの前後にフィードバックを送ったり、グループワークの様子を見守るなど、様々な面から受講生の実習を支えてくださっています。

今回の講師の方々は、全員がWSDの修了生!
自身も、かつては、受講生として、同様に実習に取り組んだ経験があるからこそ、受講生の立場も想像しながらのアドバイスを送ってくださっていました。

<演習1日目>
WSDの講座では、受講生がワークショップのプログラムをデザインをする前に、講師の方のワークショップを受けてもらっています。これは、これから自分たちに課せられた実習テーマを、講師の方だったらどうするのか、という一つの見本になるワークショップでもあり、これからグループでデザインをする受講生の共通体験となるワークショップでもあります。

今回、このワークショップを実施してくださったのは、内山厳さん。
企業研修の中で、演劇の様子を取り入れたプログラムを開発・実施されていて、最近では、教育現場にもその活躍の場を広げています。
内山さんには、21期生向けのワークショップを企画・実施してもらうだけでなく、どのような意図でそのプログラムをデザインしたのか、内山さん流のプログラムデザインの仕掛けは何なのかについての解説もしていただきました。
a0197628_1111065.jpg

a0197628_11245039.jpg


<演習2日目>
ここからは、3名の講師が加わって、4人体制で受講生の実習をサポートしていきます。
実習は、全12グループにわかれて行うので、それぞれの4人の講師の方には、3グループを担当してもらい、担当グループのグループワーク、リハーサル、実習を通して見ていただきます。

受講生が企画している間、講師の方も打ち合わせ中…
a0197628_12594645.jpg


リハーサルの前には、プログラムデザインについて迷っていることなどを、講師の方に相談する時間もあります。

手前の後ろ姿が、講師の安斎聡子さん。普段は、ミュージアムプランナーとして、博物館づくり、まちづくりなどのプランニングを手がけられたり、研究調査などで全国を飛びまわっていらっしゃいます。
a0197628_137694.jpg


演習1日目に、ワークショップを実施してくださった内山厳さん。ワークショップ型の研修を数多く実施してこられ、論理的なフィードバックには定評があります。
a0197628_1315115.jpg


リハーサルの様子を見て、気づいたことを熱心にメモをされているのは、小島潤子さん。企業研修を年間に50本程度行い、企業のコンサルティングもなさっています。
a0197628_1332711.jpg


横山仁一さんは、演出家・プロデューサーとして、舞台制作を手がけるだけでなく、演劇教育の普及のためのアウトリーチ活動にも積極的に取り組まれています。
a0197628_13135377.jpg


4人の講師の方からは、ときにするどいフィードバックが送られ、受講生も思わず黙ってしまう場面も…。

<実習当日>
そして、迎えた当日。

企画、リハーサル、実施の様子を通して見てくださった講師の方々がワークショップ終了後に話すコメントには、講座終了後にもヒントにしたいものがたくさん込められていました。

料理でいうと、下ごしらえを、どこまでやっておくかが大事。
60分という時間の縛りの中では、中身を厳選することも必要です。例えば、説明するのではなく、やってみせるということで、時間のロスをかなり防げるようになるのではないでしょうか。(小島さん)

参加の仕掛けを考えることは、ある意味楽しいことではありますが、自分自身がその策におぼれすぎないように注意してください。(内山さん)

大人は理由を求める傾向があります。ワークショップの狙い、意味から腑に落ちるということもある。
その場合は、情報を小出しにする、ということも一つのデザインです。(安斎さん)

今回、企画段階ではじかれた自分のアイデアがあったと思います。実は、そこにこそ、自分の強み、こだわりたいことが隠れていたりします。ぜひ、そのアイデアにこだわってください。(横山さん)


内山さん、横山さん、安斎さん、小島さん。
21期生のサポート、ありがとうございました!!
a0197628_136749.jpg

[PR]



# by aogakuwsd | 2016-02-23 11:18 | 講座のようす | Trackback | Comments(0)

【青学WSD】21期生、1回目の実習が終わりました!

21期生は、先日、無事に1回目のワークショップの実習を終えました。
お疲れ様でした!

プログラムのデザインに取り組み始めたのが1月30日。
そこから、リハーサルを経て、実施し、ふりかえるという過程を約1ヶ月かけて体験しました。
この記事では、1月30日から実習当日までの受講生の様子をお伝えします。

<演習1日目>
WSDの実習では、ワークショップをデザインするのにあたって、事務局からテーマが与えられます。
21期の実習のテーマは、
「参加者が発想すること面白いと感じる60分のワークショップをデザインする」。
ワークショップの参加者は、修了生と受講生が混ざった15名です。

発想することが面白いって、どういう状態?
そもそも、発想することってどんな風に考えてる?

まずは、グループ内で、ゴールイメージをどう設定するか、言葉をどう解釈するか、など、メンバーが個々で思っていることを共有し合うところからスタートしました。
a0197628_10151916.jpg

a0197628_10155998.jpg

a0197628_1017725.jpg

今回の(1回目の)実習は、主に「プログラムデザイン」を意識してつくってもらいます。
ここでいうプログラムデザインとは、活動内容や手順を時系列で考えることに加えて、参加者が思わず夢中になってしまう、あるいは参加へのためらいが軽減されるなど、参加度が高まるような工夫をする、ということです。自分たちが意図を持ってどうデザインするかが問われます。


<演習2日目>
この日は、受講生同士が実施者、参加者の役割を交代しながら、お互いのワークショップをやりあう、リハーサルを行いました。
a0197628_10185189.jpg

a0197628_1020166.jpg

a0197628_10212100.jpg

a0197628_102226.jpg

a0197628_10232099.jpg

自分たちは、参加者がこういう反応をすると思っていたのに、実際の反応が違ってあせった!
実際にやってみることで、デザインのつめの甘さが見えた。
実施側の自分たちだけが楽しんでいた。
最初はアイスブレイク、最後はふりかえり、という固定概念に捉われていることに気づいた。
実施できたのもよかったが、参加者の体験ができたことも、参加者の心的変化や不安など、
具体的にイメージすることにつながった。
チームの一員として、チームにどう関わっていけばいいのかを考えさせられた。

など、実際にやってみるからこその気づきが得られたようでした。

<実習当日>
いよいよ本番!
この日は、朝から4会場に分かれて、同時進行でワークショップが行われました。
a0197628_10241683.jpg

a0197628_10244638.jpg

a0197628_10253541.jpg

a0197628_1026011.jpg

a0197628_10264426.jpg

a0197628_1027838.jpg

a0197628_10293710.jpg

a0197628_1030542.jpg

「参加者が発想することも面白いと感じられるワークショップ」というテーマのもと、
演劇的な要素を取り入れたもの、身体を使うもの、対話を深めるものなど、バラエティに富んだワークショップが各会場で実施されました。

実施前は、ご飯ものどを通らないぐらい(!)緊張していた方もいらっしゃいましたが、なんとかチームで乗り切りました!!

この実習のために、わざわざ会場に足を運んでくださった修了生のみなさま!
本当にありがとうございました!!


さて、実習は無事に終わりましたが、やっておしまい、にしないのが、ワークショップデザイナー育成プログラムです!

各会場では、ワークショップ終了直後に、参加者から、参加してみての感想を書いてもらっているので、その感想をもとに、自分たちがデザインしたプログラムの本質的な課題は何だったのか?そして、その課題を踏まえて、プログラムをどんな風に改善していかれるのかを考え、完成版のプログラムを作ります。
その様子は、また別のブログでご紹介したいと思います!
[PR]



# by aogakuwsd | 2016-02-23 10:12 | 講座のようす | Trackback | Comments(0)

【CDA×WSD】コラボイベントを開催しました!

2016年2月13日(土)
CDA(キャリアカウンセラー、キャリア・デベロップメント・アドバイザー)の方にワークショップやワークショップデザイナーの考え方を紹介するイベント、その名もCDA×WSDコラボイベントを開催しました!
a0197628_15375765.jpg
キャリアカウンセラーとは、「個人の興味、能力、価値観、その他の特性をもとに、個人にとって望ましい職業選択を援助し、自らを高めていけるようにするキャリア形成の専門家です。」
(日本マンパワーのHPより http://www.nipponmanpower.co.jp/ps/choose/cda/

キャリアカウンセラーの専門性を持った方が、コミュニケーションの場づくりというワークショップデザイナーの専門性を持ったらより活動が広がるのではないか!そんな考えをもとに今回のワークショップは開催されました。

企画された「CDA×WSDワーキンググループ」の山崎さん、酒井さん、鵜川さん。
みなさんCDAホルダーであり、ワークショップデザイナーです。
a0197628_15372654.jpg
当日は、ワークショップに興味のあるCDAの方々が40名近く参加してくださいました。

「3人寄ればワークショップの知恵」をキーワードに、3人組でワークショップをつくることを通して、協働する難しさや面白さを感じたり、ワークショップの体験をしていただきました。
a0197628_15452031.jpg
最初にちょっと自己紹介など。
a0197628_16120404.jpg
3人でキャリアを考えるワークショップを企画。
a0197628_15495037.jpg
a0197628_16134381.jpg
そして発表!
a0197628_16140944.jpg

最後にえんたくんで感想をシェア。
a0197628_16112143.jpg

最後は記念写真!
a0197628_16095898.jpg

参加者の方のアンケートから 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
・自分がもやっとしていた考えがみなさんがたくさん意見出してくださって抽象が具体化されました
・WSのアイデアを自分たちでつくって発表するのが楽しめた。複数人で行うことで発想が広がりました。
・緊張して参加しましたが、初めてお会いする方々とも楽しく安心してすぐ打ち解けられるような仕掛けがたくさんあり、あっという間でした。また参加される方々が多様な背景や経験をお持ちで刺激もたくさん受けることができ、大変有意義な時間でした。
・WSのデザインは普段もやりますが、人と協働することがなかったので面白かったです。
・いろいろな世代、背景の方と話すことで多くの気づきがありました。普段頭で考えてるなと実感しました。
 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

今回のワークショップは申し込み受け付け開始から数日ですぐに定員をむかえました。CDAの方々もワークショップへの関心が高いことを強く感じました。

今後、CDA×WSDワーキンググループを中心に、CDAとWSDのコラボレーションがじわじわ始まっていきそうな予感。
参加してくださったみなさん、企画されたワーキンググループのみなさん、そして当日フォローしてくださった田沼さん、田島さん、ありがとうございました!
a0197628_16102703.jpg
これからも、一緒におもしろいこと起こしていきましょう!!


[PR]



# by aogakuwsd | 2016-02-16 16:12 | その他 | Trackback | Comments(0)

【青学WSD】21期の対面講座がスタートしました!

2016年1月9日(土)10日(日)

年明け早々ではありますが、青学21期の対面講座がスタートしました!
年末からスタートしたeラーニングをなんとか乗り越えての 初日、週末連日の基礎演習。

基礎演習は、これから始まる3ヶ月間の講座の土台作りです。
「ワークショップとは何なのか?」の認識変化にむけての知識のインプットあり、協働的な活動にむけての多様なミニワークあり。
まさに「ワークショップをワークショップで学ぶ」講座ならではです!

まずは、これから、講座での学びをスタートさせる21期生に向けて、
大人が学ぶとは、どういうことなのか?
自分にとって意味のある学びとはどういう学びなのか?
自分の知的生産性を上げるとはどういうことなのか?
など、先生の熱い講義が続きました。
a0197628_11482894.jpg


また、講義の中に出てきたキーワード「無意識の意識化」「コミュニケーションのズレ」「出力を想定した入力」を実感するために、ミーティングレコーダーを使って4人で話しているところを、録画してその場で見てみるということもやりました。

こちらがそのミーティングレコーダー。
a0197628_1151417.jpg

4角に、小さなカメラがついていて、4分割モードで録画すると、4人で話している映像と音声を撮ることができ、すぐに再生もできます。
実際に自分が話している姿をみると、自分の話している時のくせに気づき、聞いている時の自分の表情に愕然とした!なんて人も。
ファシリテーターとして今後活躍していくワークショップデザイナーとして、自分の振る舞いを俯瞰的にみる経験って本当に貴重だなと感じた時間でもありました。
a0197628_11524380.jpg




2日目は苅宿先生の講義ののちに、他己紹介とeラーニングレポートの共有を行いました。
これから3ヶ月間一緒に学ぶ仲間と丁寧に知り合うために、毎期恒例となっている他己紹介。
ペアになってお互いにインタビューしあい、自分ではない相手(他者)になったつもりで紹介文をまとめていきます。その人ならではのことを引き出すにはどのような質問をすればよいのか、相手の良さを伝えるためには、インタビュー内容をどんな風にまとめればよいのかなども意識しながら取り組みました。
a0197628_11541664.jpg


午後は反転授業としての「eラーニングレポート共有」です。
レポート共有のテーマは、「協働性への理解を深める」。
受講生それぞれが書いてきた「自分が体験した協働的な活動」をグループに分かれて紹介し合い、「協働的な活動とは何か」をグループで考え、グループなりの答えを出していきました。

「協働」についての理解を協働的な活動を通して深めていく。
本講座の特徴のそのものである入れ子の学習形式です。
普段何気なく使っている言葉でも、いざ丁寧に考えてみると結構難しい。
相手のレポート、自分のレポートの違いに驚きや、違和感を感じている人も。まさにレポート共有を通じて学びが起きているなぁと感じた1時間でした。
a0197628_1155719.jpg

a0197628_1156562.jpg

a0197628_11565498.jpg


最後に、苅宿先生の講義の中から抜粋です!
____________________________________

「大人の学びには、気づきが重要です。
なぜなら、気づきが知識や技能の再構成を促していくからです。

今までやってきた事に対して、何かが違う?と感じる違和感。
自分の当たり前に気づいていく感覚。
考えずにルーティンでやっていた事に対して、日常での体験を非日常として感じていくために、
ワークショップという場が必要になってきます。

その場で感じる「感覚」を得る事が大事。
例えば私は、普段、「カーリー」と呼ばれる事はほとんどない。
だから、「カーリー」と呼ばれた時に感じる違和感がある。
ただし、それは、呼ばれてみないと分からない。
だから、やってみる事が大事なんです。
_____________________________________

21期生の皆さん、これからの3ヶ月間一緒に頑張っていきましょう!
[PR]



# by aogakuwsd | 2016-01-12 11:57 | 講座のようす | Trackback | Comments(0)

【青学WSD】20期最終日!

2015年11月29日(日)

今年8月からスタートした、20期の講座が、この日最終日を迎えました。

今はすっかり冬!ですが、20期がスタートしたのは、夏。
夏、秋、冬と季節をまたいでの3ヶ月間は、長いようであっという間でした。

その3ヶ月間を締めくくる講座最終日は、ずばり「3ヶ月の学びを振り返る日」。

思い返せば、講座では、省察の時間がたくさんありました。
それらは全て、講座が提供したものですが、講座が終了すると、20期生はワークショップデザイナーとして、自分たちが省察の場を提供する側になります。
それは、企画→実施→省察のスパイラルを自分自身でまわすことが求められる、ということです。
そこで、最終日は、3ヶ月の学びをどのように振り返るのか、自分たち自身で省察の場をデザインするということに挑戦してもらいました。

グループにわかれたら、午後まで各グループで企画タイム。
この企画タイムをどうデザインするかも、自分たち自身で決めます。
教室で企画するのもよし、より集中することが期待できるのなら、今日はカフェに行ってもよし。
どういうやり方でアイデアを出すのが一番フィットするのかも考えながら、企画に取り組んでもらいました。
a0197628_11472260.jpg

a0197628_1151236.jpg


昼休みが明けると、各グループで企画した省察を、自分たち自身で実施・体験。
3ヶ月間の学びを、すごろくに見立てて語るグループ、過去(受講前)、現在(受講中)、未来(受講後)という時間軸をもとに、学びをどのように還元していかれるのかという視点で振り返るグループ、学んだことのキーワードを書き出してまとめるグループなど、様々な省察が生まれました。
a0197628_11521096.jpg

a0197628_11532989.jpg


a0197628_11552026.jpg

a0197628_11565946.jpg

a0197628_1157383.jpg

a0197628_11585343.jpg


実施・体験のあとは、ふりかえり。
ここは、省察を省察する、という入れ子構造になっています。

最後には、省察の省察を、他グループのメンバーと共有しました。

あっという間の、6時間が終わり、最後は、苅宿先生の最終講義。
a0197628_1211122.jpg

「今見ていただいた映像は、講座の初日にも見ている。その時と感想が違うかもしれない。
それが学ぶということの意味です。
知識の量を増やすよりも質を高めていく。
その経験をもとに他者を語り合い、共通の言語としていく。
自分一人でもできることもあるが、他者と協働してこそできるものがある。
自分の好きなことをすることで学びが深まっていく。
それが皆さんの次の学びになっていけば良いと思っています。
学習というものは、モチベーションによって変わってくるものです。
合格したら何か買ってもらえるという外的な動機よりも、内的な動機の方が学習が進むということは、よく言われている。
ここにいる皆さんは、すでにモチベーションが高い。
この講座を通して、みなさんは「リフレクティブラーナー」としての側面を見出せたのでは、ないでしょうか?」

講座の初日に聞いた講義を、3ヶ月の学びを経て再び聞くことで、自分の学びを実感できたのではないかと思います。
20期生の皆さん、本当にお疲れさまでした!

このまま、講座が終了するかと思いきや…

フロアから、「ちょっと待ってください!」の一言!
そして、20期の皆さんが、なにやらカバンをゴソゴソして取り出したものは!!
a0197628_122831.jpg

講座の出来事をふりかえる「呼びかけ」
事務局の皆さんへ、と修了証もいただいてしまいました。
a0197628_135756.jpg


ただでさえ、お仕事に加え、直前のレポート課題提出でお忙しかったはずなのに、こんなあたたかいセレモニーがあるとは…(涙)。

本当にありがとうございました。

そして、この20期を事務局と一緒に支えてくれた、修了生スタッフの、いわちゃん、あーこさん、ゆかりんも、お疲れさまでした!
a0197628_10186.jpg

a0197628_1015247.jpg


20期のみなさん。
これからは、ワークショップデザイナーとして、共に活動していきましょう!!
[PR]



# by aogakuwsd | 2015-12-01 18:36 | 講座のようす | Trackback | Comments(0)

【青学WSD】実習の振り返り!

2015年11月21日(土)

実習の次の回の対面講座では、丸一日かけて、逆転時間の実習を振り返りました。

振り返りは、2パートに分かれていて、午前中は、自分のファシリテーションを分析的に見るリフレクション。午後は、協働的な活動の中での「私」をふりかえるリフレクションです。

まずは、自分のファシリテーションを分析的に見るリフレクション。

今回の逆転時間の実習では、自分がファシリテートしている様子を、他の受講生にビデオ撮影してもらっていました。
今日は、そのビデオ映像を見ながら、ファシリテーターとしての自分の働きかけの詳細を丁寧に見ていきました。
丁寧に見ていくのにあたっては、こどもたちへの声かけを拾って声かけの種類を出す、自分の立ち位置の変化を追うなど、自分はどこに着目するのかをまずは設定し、見えてきたこと、気づいたことを、映像というエビデンスを使って、他者に説明できるようにしました。
a0197628_16413142.jpg

a0197628_16415354.jpg

あのとき、自分はこうしてたつもりだった!と思っていても、実際に映像を見ると、自分が意識していたこととのズレも見えてきます。
自分が映像を見て気づいたことを、当日、映像を撮ってくれていた観察者に説明することで、観察者からはどう見えていたのか、というフィードバックも受けました。
a0197628_16421640.jpg

a0197628_164322100.jpg


午後は、協働的な活動の中での「私」をふりかえるリフレクション。

具体的には、1回目の大人向け実習が終了した後に撮影していた、「2回目の実習を終えた自分に対するビデオレター」を再度見返し、2回目の実習では、「こうあろう」と意識していた自分と、同じ実習グループの仲間から、自分がどう見えていたのかの差分を見る、ということを試みました。

まずは、自分自身が、今回の実習のグループワークに取り組むのにあたって、自分が意識していたことを書き出す「モニタリングカード」を作成。

次に、同じ実習グループの自分以外のメンバー一人一人に送る持ち味カードを作成した後、グループ内で持ち味カードを共有。
a0197628_16451551.jpg

a0197628_16501441.jpg

a0197628_16583412.jpg

a0197628_16585718.jpg

その後は、個人でふりかえる時間をつくり、自分が書いてモニタリングカードと、他者が書いてくれた持ち味カードの差分を見ていきました。

ワークショップをしている自分を映像で確認したり、自分がどう見えているのかを考えることは、きついなと感じることかもしれませんが、自分を俯瞰的に捉えることは、協働的な場づくりをするワークショップデザイナーにとって必要な力量だと考えています。

この振り返りで得られた気づきを、今後、自分で場づくりをしていくときに、どこかで意識していってほしいと思います。
[PR]



# by aogakuwsd | 2015-11-28 16:31 | Trackback | Comments(0)

【青学WSD】子ども向け「逆転時間ワークショップ」の実習が終わりました!

2週間にわたる準備期間を経て、20期の子ども向けワークショップの実習が、3クラスとも無事に終了しました!
企画の過程では、それぞれのグループで山あり谷ありだったようですが、とにかくやり遂げました。20期の皆様、お疲れさまでした−!

このブログでは、その企画と実習当日の様子をお届けします。


【演習1日目】
WSDの講座では、2回のワークショップの実習がありますが、1回目は大人向け、2回目はこども向けのワークショップを作ることになっています。この2回目のこども向けワークショップでは、毎期、「逆転時間ワークショップ」に取り組んでもらっています。

逆転時間ワークショップとは、iPadminiを使って「逆転時間」というアプリで撮影した動画を逆再生して楽しむメディアワークショップです。

▶︎逆転時間の詳細はこちら!
https://itunes.apple.com/jp/app/ni-zhuan-shi-jian/id535415279?mt=8

この「逆転時間」アプリは、苅宿研究室で開発されたもの。
このアプリを使って、子どもたちがグループで映像作品をつくるワークショップを、企画します。

演習の1日目では、まずは、「逆転時間」を自分たちが体験してみて、何が楽しいのか、グループでどうすれば面白い作品がつくれるのかを分析し、午後にはさっそく短いリハーサルにも挑戦しました。
a0197628_172372.jpg

a0197628_17242779.jpg

a0197628_17245235.jpg


【演習2日目】
午前中は、各グループで企画。
午後には、お互いが実施者と参加者になって、本番の短縮版のリハーサルを行いました。

今回の対象者は、小学1年生〜6年生。講座には、普段、会社で企業研修やワークショップをする機会のある方も多数いらっしゃいますが、こども向けのワークショップをされた経験のある方はほんの少数です。そもそも、「こども」がイメージしにくいとあって、リハーサルでは苦戦を強いられましたが、こどもがグループで作品づくりをするときに「面白い!」と感じられるようにするためには、どのようなプログラムデザインが必要なのか、ファシリテーターとしてどのような関わりができるのかを中心に、考えていきました。
a0197628_1726534.jpg

a0197628_17273924.jpg

a0197628_17282289.jpg



【実習当日】
2015年11月7日(土) Aクラス @都内小学校
2015年11月8日(日) Bクラス @福武ホールラーニングスタジオ
2015年11月15日(日) Cクラス @都内小学校

上記3日間の日程で、20期の子ども向け実習、「逆転時間ワークショップ」が各会場で行われました。

まずは、こどもの迎え入れ。
ワークショップの開始15分前頃から、ぱらぱらと集まってくる子どもたちとどう過ごすかは、グループによって様々です。
a0197628_1747269.jpg

こどもたちがそろったところで、今日のファシリテーターの紹介と逆転時間の説明が始まります。
逆転時間の説明で大切なのは、「逆転時間とこどもをどう出会わせるか」ということ。
つまり、ここで、こどもたちを、「逆転時間面白そう!」「やってみたい!」といかに思わせるかがポイントになるわけです。

魔法学校に入学する、という設定にしたり、逆転時間の達人になるために「エスパー検定」を設定したり、逆転時間での作品づくりを「ミッション」にして、ミッションインポッシブル風に紹介したりと、グループによって様々な工夫がみられました。
a0197628_17475359.jpg

Aクラス、Cクラスは、小学校での実施。
教室や廊下、階段をフルに使って、作品づくりを楽しみました。
a0197628_17482155.jpg

Bクラスは、福武ホールラーニングスタジオでの実施。
当日は、あいにくの雨で外での撮影ができませんでしたが、ホールのホワイエを使わせていただいて、ダイナミックな作品が次々と生み出されていきました。
a0197628_17504912.jpg

逆転時間では、iPadにさわりたーい!とカメラマン役も大人気ですが、作品づくりが進むと、こどもたち全員が作品に出演したくなり、「ねぇ、カメラマンやってよ!」と、グループにつく大人がカメラマン役を託される場面も!
a0197628_17521781.jpg

ワークショップの最後には、各グループでつくった作品を鑑賞しあう、発表会があります。
作品づくりのこだわりや、見どころを、つくったこどもたち自身に説明してもらいます。
a0197628_17553566.jpg


そして、120分の実習が無事に終了!

さて、ここからは、プログラムデザインとファシリテーションデザインを振り返るリフレクション。

まずは、実習グループで、主に「プログラムデザイン」についてのふりかえり。
参加者の様子と自分たちが意図していたことを書き出し、その2つを照らし合わせて、どうすればよかったのか、改善点について話し合います。
ここで大切なのは、参加者の様子がこうだったから、こうすればよかった、次はこうしよう!と、結論を急ぐのではなく、参加者の様子と自分たちのプログラムデザインの意図とを照らし合わせてから、改善点を考えるということです。意図していたことが伝わらなかったのはなぜか、あるいは、うまく伝わったのはなぜか。その点をしっかり吟味することで、ただの「対処法」になってしまうことを避けるのがねらいです。
a0197628_17563540.jpg


つぎは、「ファシリテーションデザイン」についてのふりかえり。
今回の実習では、ワークショップを実施しているチームに対して、他のグループの受講生が、マンツーマンで観察者としてはりつき、実施の様子をiPodで撮影していました。
実習当日は、あえてその映像は使わずに(映像を使うのは、次回の対面講座で!)、
「グループワークのこの場面をファシリテーターとしてどう捉えていたのか」
「この場面では、何を感じていて、どうしたいと思っていたのか」
など、実施者がファシリテーターとして意図していたことを、観察者がインタビュアーとなって引き出していきました。
a0197628_17571111.jpg


そして、最後には、講師が観察者となって、ある一人の受講生を追って見えていたことを、
F2LOの視点(『ワークショップと学び 3 まなびほぐしのデザイン』より) で解説していきました。
ワークショップの実施中は、無我夢中でやっていたことを、F2LOの視点で解説されることで、腑に落ちることもたくさんあったようです。


こうして、20期の2つ目の山場である、こども向けの実習は無事に終了しました。

次のブログでは、この実習のふりかえりについてお伝えします!
[PR]



# by aogakuwsd | 2015-11-24 18:30 | 講座のようす | Trackback | Comments(0)

【青学WSD】こどものワークショップを観察しました!

2015年10月18日(Aクラス)
2015年10月24日(Bクラス)
2015年10月25日(Cクラス)

20期生は、10月11日に大人向けワークショップの実習が終わり、ホッとするのもつかの間、次のこども向けワークショップに向けての準備が始まりました。
まず、こども向けワークショップを企画するのにあたっては、ワークショップに参加するこどもの様子を観察することからはじめます。

今回のワークショップのファシリテーターをつとめるてくださるのは、美術家の水内貴英さん。
水内さんは、国内外の展覧会にご自身の作品を発表されるだけでなく、小学校や公共施設、地域の中でもワークショップを実施されています。

「ぼくの名前は水内貴英です。だけど、今日はジョニーって呼んでね」と、水内さんの自己紹介からスタート。
a0197628_13093246.jpg
この日の水内さんのワークショップは「不思議の森に迷い込むワークショップ」。
大きなビニール袋で作られた木々を森に見立てて、森の中にいる生き物を創作するというものです。

こちらが、その森!!
a0197628_13114654.jpg
この森、なんと、家庭用のビニール袋をつなぎ合わせて作られています。
そして、このビニールにドライヤーで空気を送ると…
a0197628_13140981.jpg
ムクムクと木が立った!森の出来上がりです。
木が立ち上がる様子を見て、こどもたちからも「おお!」と歓声が上がりました。

創作の前には、不思議の森についてのお話を聞いたり、こどもたちに森の中を散歩してもらったりして、森の中にどういう生き物がいると面白いのか、想像を膨らませてもらいました。
そして、森の散歩を終えて、森の生き物の下書きを終えたら、本格的に創作開始!
a0197628_13452659.jpg
a0197628_13463318.jpg
手が止まっている子を見つけると、「どう?なんか思いついた?」と水内さんがすかさず声をかけます。
何も思いつかないよ!という子には、「こういうのどう?」と、水内さんから少しアドバイスを。
思いついてるんだけど、どう書き出していいかわからない子には、「ジョニーが最初だけちょっと描いてみようか?」と助け船を出す。
そして、どんどん描いている子には「うわっ!それすごいね。ちょっと他の子に自慢していい?」という言い方でその子の絵を全員に紹介する。
水内さんは、今、その子がどういう状態なのかをよく見ていて、絶妙に声かけを変えています。

生き物を作り終えたら、森に飾りに行きます。
ただし、今日は「森に入るときは、誰かと手をつないで2人で入って!」というルールを守らなくてはいけません。
「えー!手をつなぐのやだー!」
「一人で入れるよ!」
という子もいましたが、「今日は、誰かと一緒に入るんだよ」という水内さんの返事を聞いて、しぶしぶ森の中へ。
が、二人で森の中に入ってみたら、「ねぇ、これ見て!」「こっちに変な生き物がいる!」などの会話が生まれたり、作品を見合ったり、探検が始まったりと、二人で入るからこその発見が生み出されていきました。
a0197628_14092421.jpg
a0197628_14110843.jpg
a0197628_14125866.jpg
そして、90分のワークショップは、終了。こどもたちは、大満足で帰っていきました。


午後は、それぞれが観察したこどもの様子を共有する時間。
今回は、ただこどもの様子を見るのではなく、「今、この子はこんなことを考えているのかな」「この子は、今、こうしたいんじゃないかな」と「想像しながら見る」ことに挑戦してもらっていました。
想像しながら見るということは、自分がファシリテーターになったときに、参加者の反応を見ながら、よりその場にフィットした内容に調整しながら進行していくことにつながります。
今回は、受講生3人で一人のお子さんを観察したので、参加者の一つの言動から、いくつかの解釈の可能性があるということを実感してもらいました。
a0197628_14231857.jpg
a0197628_14273332.jpg
a0197628_14281617.jpg
午後の後半は、この日のファシリテーターをつとめてくださった水内さんの活動紹介を聞いたり、今日のワークショップの様子を写した写真を見ながら、ワークショップデザインについてふりかえる時間。
普段、インタラクティブアートの作品づくりに取り組んでいらっしゃる水内さんからは、ワークショップにも活かせる空間づくり、環境デザインのお話を聞くことができ、次回から始まるこども向けワークショップのイメージが少し広がりました。

水内さん。3日間、どうもありがとうございました!

さて、20期の講座も、いよいよ後半戦に突入です。
頑張っていきましょう!

[PR]



# by aogakuwsd | 2015-10-27 12:47 | 講座のようす | Trackback | Comments(0)

【青学WSD】2015年度第3期・2016年度第1期(21期・22期)説明会を開催しました!

先日10月21日(水)23日(金)24日(土)に、ワークショップデザイナー育成プログラムの説明会を開催いたしました。
3日間にわたり多くの方がご参加くださり、参加してくださった皆様に感謝を申し上げます。お忙しい中お越しくださり、誠にありがとうございました。

説明会は、以下の内容で開催いたしました。

1、青山学院大学教授 兼 当プログラム代表 苅宿より
  「ワークショップデザイナーの考え方」
2、カリキュラム紹介
3、修了生と座談会

まず、苅宿教授のお話から始まりました。
a0197628_1582689.jpg

「今日本は、人口減少による多元社会の不可避と、多元社会のなかで共生的な社会を作るのは難しいという2つの問題を抱えている。多国籍化や働き方等の多様化に伴い、自分と他人の当たり前が違うことが、当たり前になりつつある社会では、自分の前提条件を人に伝えなければならない。いま、その一つの有効的な手段として、ワークショップに関心が高まっている。そのようなコミュニケーションの場をつくる専門家として、繋がりをデザインしていく人材ワークショップデザイナーの可能性が確実に広がっている。」

次に、事務局スタッフからカリキュラムの説明が行われ、
最後は、参加者の方が直接修了生とお話しができる「座談会コーナー」。

グループに分かれて、そのグループに一人修了生が入り、普段されていること・受講のきっかけ等からお話をしていただきます。
a0197628_15103512.jpg

a0197628_1526461.jpg

a0197628_15272338.jpg


参加者の方からは、以下のような質問。

修了後、受講内容はご自身の活動に活かされていますか?
eラーニングに取り組む時間はどのように確保されましたか?
講座の中で印象的だったことは何ですか?         などなど。

修了生は、受講を検討されている方々の質問に、一つ一つ丁寧に真剣にお答えくださいました。

実際に講座を受けた修了生へ、直接お話を聞けるこの座談会は、毎回のアンケートでも「とても参考になった!」とご好評をいただいています。
参加者の方に、少しでも講座の雰囲気をお伝えできていれば幸いです。

今回もたくさんの修了生にご協力いただきました。
ご協力くださった修了生の皆様、お忙しいところスケジュールをご調整くださり、本当にありがとうございました!!

a0197628_1528870.jpg

a0197628_1529152.jpg

a0197628_1529292.jpg


2015年度第3期・2016年度第1期(21期・22期)の募集は、2015年11月9日(月)まで願書受付中です!(※消印有効)

ご出願の詳細はこちらをご覧ください。
http://wsd.irc.aoyama.ac.jp/application/

皆様のご応募、お待ちしております。
[PR]



# by aogakuwsd | 2015-10-26 15:29 | お知らせ | Trackback | Comments(0)

【青学WSD】20期、1回目の実習が無事に終わりました!

2015年10月11日(日)

20期生の1回目の実習が無事に終了しました。
9月27日以来、プログラムを作ってはこわし、工夫を重ね、準備を重ねてきました。

20期生の実習のテーマは、ずばり「参加者が◯◯の面白さを味わえる新しい遊びを考えてワークショップを企画する」です。
◯◯に入る言葉は、各グループで考えました。
大人の参加者が思わず夢中になってしまう遊びを、20期生は、どのようにデザインしたのでしょうか。
各グループの様子を写真とともに、お伝えします!

「チーム朝いち」による、「『違い』と『同じ』の面白さを感じるワークショップ」
これは、自分のオリジナル国を設定して、その国ならではのオリジナルな名刺交換をする場面。
お互いに言葉が通じないという設定なので、ジェスチャーを引き出す工夫が埋め込まれています。
a0197628_20081505.jpg
チーム「メガネ率高いね」による、「昔、子どもだった皆さんのイメージ競争」
これは、「だるまさんがころんだ」で振り返ると、相手チームが、何かのジェスチャーをしていて、それを当てる場面。
「だるまさんがころんだ」と「ジェスチャーゲーム」を掛け合わせたようなワークです。
朝一のワークなのに、参加者の皆さん、身体をはってくれていますね!
a0197628_20295830.jpg
「チーム誉(ほまれ)」による、「前向きなコミュニケーションへの理解と深まり〜前向きなコミュニケーションってなんだろう?」
お互いのことをポジティブにほめ合うことを通して、ポジティブコミュニケーションを体験するワーク。
じっくり相手の話を聴くことで、ポジティブポイントを探していきます。
a0197628_20432009.jpg
「チーム つなぐよん」による、「つなぐことば」でワクワクワーク
即興的にひとりずつ文章をつなげていって、グループでひとつの物語をつくるワーク
「えーっ!そう来る?」
他(前)の人が考えた文章を使わないといけないルールが、結果的には、突拍子もない、面白いストーリーを生み出していくきっかけになりました。
a0197628_20493095.jpg
「チーム daruma5」による「RODAN de FEELI NG 彫刻で遊ぼう!」
すでに世の中にある有名な彫刻にセリフをつけてみたり、彫刻と彫刻をつなげてお話しをつくってみたり。
名前の通り、彫刻を遊んでしまうワーク。
鑑賞するだけでは見えてこないことが生まれてきました。
a0197628_20515235.jpg
「チームやす子」による「あいさつの可能性を探る『あいさつ』ワークショップ」
前半、いろんなあいさつを体験して、最終的には、オリジナルの「WSDあいさつ」を開発します。
これは前半で、ハイタッチを、4拍子のリズムに合わせてやって見せているところ。
リズムに合わせてやってみることで、「相手」を意識するようになりました。
a0197628_21003332.jpg
「チーム エモーション7」による「オノマトペで遊ぼう!想像と創造の1時間」
オノマトペとは、擬音語という意味。
導入では、まずは声を出すアイスブレイクとして、動物の鳴き声を順番に言う自己紹介。
オノマトペの特徴に合わせて、自然といろんな声色が出てきます。
a0197628_21082947.jpg
「チーム8」による「呼び起こせ!イマジネーション∞」
まだこの世にいない生き物を作り出すワーク。
これは鳥?クジラ?とりあえず、足はおりたためるようです…。
a0197628_21120467.jpg
「チーム ワンピース」による「しりとり和あるど」
はじめは普通のしりとり。難易度がだんだん上がっていって最後は、「あたまとり」
しかも制限時間内に、たくさん言葉をつないでいかないといけないルール。
「かぶ!」「ぶた!」
「ちがう、ちがーう!『かぶ』だから『か』で始まる言葉だよ!」
「じゃあ、からす!」
「えっと!すいか!」
「だからー!あたまをとるの!!」その後もパニックは続く…
a0197628_21194320.jpg
「チーム 泣き笑い」による「組み合わせる面白さを味わうワークショップ」
それぞれが描いた絵を組み合わせて4コマ漫画をつくるワークから、最後は、部屋の中に実際にあるものも使って5コマ漫画をつくるワークに発展!組み合わせの妙で、思いがけないストーリー展開が!
a0197628_21304372.jpg
「チーム オーシャンズ11」による「想像力が爆発だ!」
1枚の写真から、あるシーンやセリフをイメージして、ストーリーをつむいでいくワーク。
これはどんな状況?カップの視点になってセリフを考えてみて!
いろんな角度から写真を見ることで、写真の外側の世界が豊かになっていきました。

a0197628_21320022.jpg
「チーム5K(ファイブケー)」による「想像力が爆発だ! なかまなかんじ」
自分のイメージを漢字一文字で表してみたり、漢字が持つイメージをもとに、なかまづくりをしたり、漢字を媒介に人と人とがつながっていくワーク!

a0197628_21375216.jpg
全12グループのワークショップ終了後、この日、参加者役として協力してくれた修了生からエールを受け取るとともに、修了生の活動の紹介タイム。本当にたくさんの分野で修了生が活躍していることがわかる一コマです。
修了生のみなさん!お忙しい中、ご協力いただき、本当にありがとうございました!
a0197628_22131979.jpg
a0197628_22150454.jpg

ワークショップ終了後は、リフレクションタイム。
今日のワークショップ直後に、参加者に書いてもらった感想をもとに、自分たちがプログラムデザインで意図したことと、参加者の反応に、どのようなズレがあったのか?そのズレの原因は何なのか?改善するとしたらどういうことができるのか?段階を追って丁寧に分析していきました。
a0197628_22172322.jpg
a0197628_22180011.jpg
a0197628_22183828.jpg

そして、長かった1日が終了。
最後は、この実習でお世話になった講師の方々からの講評をいただきました。

横山仁一さん
前回のリハーサルでやったプログラムを全とっかえして自滅したチームがなくてよかったです(笑)。
先週のリハーサルから今日の本番までに、それぞれのグループで捨てたものも結構あったはず。実はそれが結構大事かもしれませんよ。次は、ご自分の専門領域を使ってやってみても良いかもしれません。
a0197628_22191384.jpg
内山厳さん
今日まで講師が皆さんに伝えたことは、あくまでも講師の主観です。フィードバックがささってこない理由も、また気づきになったのではないでしょうか。今回の実習では、参加者の参加を増幅するために、どんな仕掛けをプログラムにデザインするか、「仕掛け」のことをうるさく言われましたが、策に溺れないよう気をつけることも大事です。
a0197628_22195705.jpg
内藤裕敬さん
前回のリハーサルから1週間もがいたあとが見えてよかった。もがくのが大事なんだよ!
今回、参加者の想像力にうったえかける60分をつくってもらったわけだけど、このプログラムを発想することが、みなさんの想像力を豊かにすることにもつながったはず。プログラムには完璧なものはない。予定を消化すればワークショップになるわけでもない。型にはまると可能性が萎縮してしまう。自分が面白がることが大事です!!
a0197628_22205929.jpg
これで、20期生は、講座の一つ目の山を越えました。
本当にお疲れさまでした!

次回は、9月27日から取り組んできたプログラムデザインの変遷を振り返っていきます!


[PR]



# by aogakuwsd | 2015-10-13 20:39 | 講座のようす | Trackback | Comments(0)

青山学院大学・大阪大学ワークショップデザイナー育成プログラムのスタッフブログです。
by aogakuwsd
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

ブログパーツ

ファン

ブログジャンル